友の会大会１日目
友の会代表の報告
5月20日（火）、全国友の会の大会第1日目が自由学園で開催され、日本全国および海外の友の会の代表の方々約900名をお迎えしました。全国友の会は、自由学園と創立者を同じくする月刊誌『婦人之友』の愛読者によって始められた集まりで、羽仁もと子の思想のもと、よい家庭・生活をつくることから社会がよくなるよう働きかけている団体です。自由学園は、全国友の会、婦人之友社と共に歩む関係団体として、日頃から協力し合っています。ステージ中央に羽仁もと子先生の書「思想しつゝ 生活しつゝ 祈りつゝ」、左側に「愛と自由と協力による社会をめざして共にあゆむ」という今年度の目標が掲げられました。代表点呼、開会宣言に続いて、新しく誕生したソウル友の会の成立が報告されました。１８７番目の友の会で、海外では１０ヵ所目です。学園では、最高学部の学生がリーダーとなって、掃除や会場準備のお手伝いなど、各部でお迎えする準備を進めてきました。大会の中で、矢野恭弘学園長が、南沢（自由学園）は友の会の皆様にとっても心の故郷です。「ようこそ、おかえりなさい」とお迎えし、日頃学園に寄せて頂いている物心両面のご支援に感謝を述べ、昼食は、各部の食堂に分かれて入っていただき、女子部、男子部では、それぞれ高等科２年生が日頃の学びを活かして作った食事を召し上がっていただきました。
矢野恭弘自由学園長の挨拶
女子部食堂の昼食
午後からは教育報告として、女子部・男子部の新入生と高等科３年生が新学期が始まって１ケ月、生活から学んでいることを寮生活も含めて報告しました。また、最高学部は、昨年１１月から取り組んできた、トラクターの再生プロジェクトについて報告しました。このトラクターは羽仁吉一先生が購入し、那須農場に放置されていた歴史あるアメリカ製のトラクターで、男子部の卒業生が生徒の学びの機会を提供してくださったものです。
創立者を同じくする大きな木の枝のひとつひとつであることを実感し、友の会の皆様は、充実に満ちた表情で南沢を後にされました。全国友の会大会２日目の明日は日本青年館大ホールに会場を移して開催されます。
男子部生徒の報告
女子部生徒の報告