冬の風物詩『霜柱・シモバシラ・結氷』/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

冬の風物詩『霜柱・シモバシラ・結氷』/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

冬の風物詩『霜柱・シモバシラ・結氷』

2017年1月16日

ここ数日、日本列島は最強といわれる寒波に覆われ、各地で大雪などの被害に見舞われています。
この時期になると、自由学園南沢キャンパスでは東京では見ることが少なくなった風物詩にお目にかかることができます。そのひとつは霜柱です。1934年(昭和9年)、都心から南沢にキャンパスが移された年、当時の生徒たちが朝ごとに一面に立つ霜柱にふとした疑問を抱いたことから始まった霜柱の研究は1940年(昭和15年)に『霜柱の研究・布の保温の研究』という1冊の学術書にまとまられました。この研究は現在でも高い評価をいただいています。
氷点下の気温を記録した今朝も、霜柱を見ることができました。以前は前日の霜柱に翌日の霜柱が重なって数階建ての霜柱も見ることがありましたが、さすがに最近ではお目にかかりません。
新天地と呼んでいる畑にも一面の霜が降りていました。野草区では地中から吸い上げた水分が茎の周りに結氷する「シモバシラ」という植物がまるで氷のマントを纏ったようです。
あちこちの池の氷も一段と厚くなって、様々な模様を刻んでいます。まもなく大寒、春の訪れはまだ先のようです。

しだれ梅の足もとの霜柱

初等部の霜柱

霜の降りた新天地(畑)

シモバシラ(植物)

氷の描く模様(図書館前)

厚く張った氷(女子部)

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