第9回 「自由学園100人の卒業生+」 Volume 01が完成/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

第9回 「自由学園100人の卒業生+」 Volume 01が完成/学園長ブログ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

学園長ブログ

第9回 「自由学園100人の卒業生+」 Volume 01が完成

第9回 「自由学園100人の卒業生+」 Volume 01が完成

第9回 「自由学園100人の卒業生+」 Volume 01が完成

%e5%8d%92%e6%a5%ad%e7%94%9f100%e4%ba%ba%ef%bc%8b自由学園は、2021年に創立100周年を迎えます。
100周年に向けたプロジェクトの一つとして取り組んできた「自由学園100人の卒業生+」のVolume 01が刷り上りました。

独自の人間教育に取り組む自由学園の教育の価値が、一体どのような実を結んでいるのか。卒業生の生き方を通じて確認し、学園内外で広く共有することを目指したもので、私自身もインタビューに加わり、10人の卒業生の生き方を冊子にまとめました。今後100人を目指して「卒業生+」へのインタビューを続けます。

今回の10人の平均年齢は35歳。在学中に私が担任をした人も含めて声をかけ、インタビューに応じていただきました。中学高校時代に関わらせてもらった「生徒たち」にこのような形で再会できたことは、本当に懐かしく、うれしいことでした。「あの頃そんなことを考えていたのか」と、当時はわからなかった新しい発見もありました。

インタビューを通じ何より印象的だったのは、一人ひとりが心の軸ともいうべき信念を持っていたこと。そしてそれぞれの仕事を通じて、日々自分自身を磨き続けているということでした。
毎回最後に「未来への希望と不安の中にいる17歳の後輩たちに、これだけは伝えたいという応援メッセージを」とお願いしましたが、興味深かったことは、この質問に対する答の中で、その人が心の軸として本当に大切にしていることが語られることが多かったということです。
「女性が先頭に立たなければ、社会は変わらない。先頭に立つ勇気を持って」「お金は大事だけれど、稼ぐことだけが働く目的になっ%e5%8d%92%e6%a5%ad%e7%94%9f4てはいけない。それに振り回されてはいけない」「求める答えは実は自分自身の中にある。孤独になって自分に向き合うことも大切」等々です。

「自分は何のために世に来たったか、自分のなすべきことは何であるか、天は小さき自分の存在を保証するために何を自分に求めているかと考えることが、すなわち品性修養の基礎となる」(羽仁吉一『品性とは何ぞや』)

これは、人間教育の目指すところを示した創立者、羽仁吉一先生の言葉です。%e5%8d%92%e6%a5%ad%e7%94%9f%ef%bc%92

人格形成において何よりも大切なことは、自分自身が神様によって、唯一独自の存在として、地球上にたった一人しかいない存在として創られたかけがえのない存在である、ということをしっかり受け止めること。自分には自分にしか果たせない使命が与えられている、と信じること。それが自分をつくる土台になるということです。
%e5%8d%92%e6%a5%ad%e7%94%9f5自分が何を大切にして生きていきたいのか、どうやって自分を活かしていけばよいのか。これは一生の課題であり、この答えは簡単に得られるものではありません。毎日の生活の中で、自分自身の課題や関心と精いっぱい向き合い、試行錯誤しつつ心の声に耳を傾けながら、次第に明らかにされていくものだと思います。
このような意味で自由学園は、4歳から22歳までの一貫教育を通じて幼児、児童、生徒、学生たちが、さまざまな経験によって自分自身を知り、自分自身を磨く場として創られた学校ということができます。そしてその学びは、生涯を通じて続く探究の入口であると、インタビューを通じて感じています。

自由学園は小さなスケールによる手づくりの教育を大切にしていますが、卒業生の活躍の場は非常に多様です。また、既成の枠にとらわれず、自分らしく創造的に生きる道を選択していく人も多いのではないかと思います。
この「自由学園100人の卒業生+」の企画を通じてそのような「独自性」「多様性」「創造性」も伝えていきたいと思っています。

公文健太郎氏尚、「自由学園100人の卒業生+」Volume 01は今週末に行われる美術工芸展にて配布いたします。また記念講堂を会場として「自由学園100人の卒業生+」の企画展と、インタビューを含む写真家の公文健太郎氏の講演「創造する力・想像する心」を開催します。講演は11月19日、13:30より14:30です。どうぞ足をお運びください。

2016年11月16日 高橋和也 (自由学園学園長)

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー

月別アーカイブ