第15回 3月に出版された4冊の出版物 その2/学園長ブログ - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

第15回 3月に出版された4冊の出版物 その2/学園長ブログ - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

学園長ブログ

第15回 3月に出版された4冊の出版物 その2

『自由学園最高の「お食事」―95年間の伝統レシピ―』(新潮社)

毎日通う学校だからこそ、育ち盛りの子どもたちに温かい手作りの昼食を食べさせたい―。1921年、自由学園創立時の創立者の強い願いでした。
しかしどのように? いまでこそ「給食」というものが当たり前になっていますが、この当時、学校で食事を作るといった仕組みはありませんでした。創立者が考えたことは、今でも実に斬新で画期的な方法です。 それは生徒自身が自分たちの手で自分たちの昼食を作るという方法です。その昼食作りは創立者の自宅の台所から始まりました。 以来96年、自由学園女子部では生徒の手による毎日の昼食作りが続けられてきています。

やがて学校が現在の東久留米市に移転すると校内に畑も作られ、食材の生産も行われるようになりました。生徒たちは今もこの「食と農」に関わる学びから、調理技術のみならず、物事の段取りや協力、食といのちの循環などなど、多くのことを学んでいます(参照:生徒による「食の学び循環マップ2016」)。

タイトルを、支給や配給をイメージさせる「給食」ではなく、自分たちで整え、家族がともに食卓を囲むものとして、学校で普段使っている「お食事」として下さったことはうれしいことでした。 私も女子部中等科2年生の担任をした1年間、慣れないながら生徒と一緒にお食事作りに参加したことを思い出します。あのころのかわいい生徒たちの中にはお母さんになっている人も!私はまず大好きな「四喜丸子」を作ります。

「愛する母校への恩返し」という思いで製作にあたってくださった女子部50回生、74回生の卒業生ボランティアチームの皆さんに心から感謝を申し上げます。

 

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