第16回 3月に出版された4冊の出版物 その3/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

第16回 3月に出版された4冊の出版物 その3/学園長ブログ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

学園長ブログ

第16回 3月に出版された4冊の出版物 その3

第16回 3月に出版された4冊の出版物 その3

第16回 3月に出版された4冊の出版物 その3

『自由学園の生活文章』(自由学園出版局)

「きのう、かまきりをみつけました。わたしは、かまきりに、かまちゃんという名まえをつけました。かわいがってせわをしていたら、いうこともきくようになりました。わたしも、かまきりがいまは、どうしたいということがわかるようになってきました(略)」(初等部1年生Tさん「かまきり」より)

「・・・この1年で得た中でも大きなものはカルーホイスコーレでできた難民の友だちだ。生徒の多くは移民であり、彼らの多くが中東から来ていた。アフガニスタンから来た友人の優しい性格は、私のアフガニスタンという国へのイメージを変えた。デンマークまでどうやってたどり着いたか、という彼らの話は、世界のどこかで起きている出来事をぐっと身近にさせた(略)」(最高学部3年Tさん「ギャップイヤー報告書」より)

「・・・私たちは、友との交わりを大切にしている。話し合いの中で友の心の痛みや苦しみを知ることがある。そのような苦しい思いを伝え合える環境を作ることは大切である。しかし相手が伝えてくれなくても、自分から気づいてあげることはできないだろうか。そのように考えたとき、私は皆のお習字のひと文字ひと文字から思いを感じ取ることができるのではないかと思った。心で語り、伝え合うことができるのが、お習字の力だと思う(略)」(高等科2年Wさん「心が触れ合う豊かな学び」より)

『自由学園の生活文章』第3集を刊行いたします。第2集は1999年に刊行されているので、18年ぶりということになります。

自由学園では創立以来、教育の重要な柱の1つとして、生徒が自分の思いや考えを皆の前で発表したり、情報を的確な言葉で全体に伝えたりする機会を多く設けてきています。これは共にジャーナリストであったお二人の創立者が、人と人が手を携えて共に社会を創るうえで、思いや意見を伝え合い、情報を伝達し共有する力が重要であるとお考えになったためです。今、多様化が進み、様々な協働が求められる社会において、これらの力は、ますます重要なものとなっています。

生徒たちには口頭での思いや情報の発表と共に、文章としてこれを表し、皆の前で読む機会が多く与えられています。日々の日記や生活日誌、様々な行事の報告書やリーダーを経験しての感想、新年を迎えての決心、夏休みをどのように過ごしたかの報告書、委員長や副委員長の就任、退任にあたっての思いなど実にたくさんあります。 これらの文章を書きながら生徒たちは、自分自身の経験を振り返り、思いをまとめ、次へと進むための「節目」をつくることができます。
同じときを過ごしている友の書いたよい文章にふれる経験は、自分を見つめるうえでの大きな刺激となり、また自分の文章を磨く助けともなります。上級生の語る言葉は下級生の目標にもなります。

第3集には、2011年から2016年秋までの、初等部から最高学部までの143人の生徒たちが書き、発表した文章を紹介しました。またカットとして25人の生徒作品を掲載しています。 毎日の生活の中で生徒たちが何を感じ、何を考えているか、そしてこの一貫教育の中で彼らがどのように育って行くのかが伝わるものです。ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。

(販売のお知らせは後日、本WEBサイトでご紹介します。)

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