第22回 東天寮の朝/学園長ブログ - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

第22回 東天寮の朝/学園長ブログ - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

学園長ブログ

第22回 東天寮の朝

高等科3年生の寮長K君の「どうぞどうぞ」という言葉を受けて、5月1日月曜日、男子部「東天寮」の6時の朝食に顔を出しました。 私自身も中等科から6年間を東天寮で過ごしたため、久しぶりの寮の朝食の雰囲気はとても懐かしく感じられました。
その日のメニューはご飯に味噌汁、チクワとジャコと野菜の炒め物、海苔とお茶でした。私はお茶碗に盛られたご飯の量の多さにビックリ。半分に減らしてもらいました。生徒たちはぱくぱく食べていました!報告時間には、自炊当番を担当した部屋の1年生から、メニューと朝食作りのようすが紹介され、皆が拍手で感謝を表しました。
せっかくの機会なので食事後の掃除の時間には台所に入り、1年生と一緒にご飯茶椀とお椀洗いに加わらせてもらいました。7時過ぎ、作業を終えると、最後に高等科3年生の室長Y君から「言われたことだけをするんじゃなくて、もっと自分で考えて行動できるようになろう。そうすればもっと早く終わるはずだよ」とひとこと。
この後、寮長K君の案内でいくつかの部屋の様子も見せてもらいました。一年生は揃って机に向かって英語の宿題に取り組んでいました。
「自分のことは自分でする」自立の一歩と、協力して生活を運営し「自分たちのことを自分たちでする」自治の学びの一歩を踏み出しはじめた1年生。大学を卒業して社会に出る段階で始めてこのような経験をする人もいるわけですが、生徒たちの日常を目の当たりにしてあらためて、若いときに仲間と共に毎日の生活を通じて「自立と協力」を学ぶことの価値を実感しました。
連休に入り帰宅した新入生は今頃久しぶりの「我が家」を満喫していることでしょう。そして今まで当たり前のようにしてもらっていたことのありがたみを実感していることでしょう。

2017年5月3日 高橋和也(自由学園学園長)

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