第53回 日本環境教育学会の事前ミーティングに参加して/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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学園長ブログ

第53回 日本環境教育学会の事前ミーティングに参加して

第53回 日本環境教育学会の事前ミーティングに参加して

第53回 日本環境教育学会の事前ミーティングに参加して

2018年7月24日

8月25日開催予定の日本環境教育学会第29回年次大会・公開シンポジウムにパネリストとしてお招きいただき、先日その事前ミーティングが会場となる東京学芸大学で行われました。

学会長の諏訪哲郎先生、大会実行委員長の原子栄一郎先生をはじめとする学会と大学の皆さん、パネリストの纐纈あやさん(基調講演者。映画監督・自由学園卒業生)、岡田仁さん(富坂キリスト教センター総主事)と私が参加しました。90分ほどのミーティングの内容は深く心に響き、学びの多いものでした。

環境というと通常私たちは、自然環境、社会環境のように私たちの体の外を取り巻くものと考えています。そして環境問題は、それらの環境の危機的状況、持続不可能な社会の問題と捉えています。

世界の課題の解決目標を示したSDGs(持続可能な開発目標)もこれらの問題に向き合うもので、環境教育においてもその重要性は明らかです。

自由学園でも学内外の様々な実践を通じ、よりよい環境づくりに取り組んでいます。今日もネパール植林チームから活動報告が届きました。またこの4月には、幼児生活団から最高学部までの環境に関わる教育や研究活動を統括しサポートする「自由学園環境文化創造センター」を立ち上げ、活動を始めています。

しかし今回のミーティングにおいて驚きと共にもっとも印象深く私の心に残ったことは、これらの目に見える物質的な世界の抱える課題の背後で、目に見ることができない領域で広がっている「霊性」と「いのち」をめぐる状況に対する危機意識が言語化され、共有されたことでした。

それは人間が人間らしく生き、自分が自分であることが困難とされている状況、すべての生き物のいのちの重さ、そのつながりが軽視されている状況への危機意識ということができるかもしれません。

もっとも過酷な公害問題の被害者である水俣病患者のお一人によって示された「希望」について語る岡田さんのお話は、人間の魂の深さについて考えさせられるものでした。このような困難な状況における希望がどこにあるのか。教育の現場において自分は何をするのか。この問いを宿題としていただいたように思います。

シンポジウムのテーマは「環境教育の根本に立ち返る:いのち、環境、⼈間」。環境教育の根本を尋ね「本当に⼤切なもの・こと」に目を注ぐという大会趣旨を心に留めて、よい準備をしたいと思います。

■日本環境教育学会第29回年次大会(3日間開催)
「環境教育の根本に立ち返る:いのち、環境、人間」
公開シンポジウム:8月25日(土曜日)14:00~16:30
第1部:基調講演 纐纈あやさん
「日々の生活から環境教育の根本を尋ねる」
第2部:パネルディスカッション
会場:東京学芸大学(東京都小金井市)
http://www.jsfee.jp/…/meetin…/2018tokyo/jsfee2018_flyer2.pdf

 

以下は、東京学芸大学環境教育研究センターで見学させていただいた「教材植物園」の写真です。

2018年7月24日 高橋和也(自由学園学園長)

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