第65回 委員生活での気付きをこれからの生活につなげる/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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第65回 委員生活での気付きをこれからの生活につなげる

第65回 委員生活での気付きをこれからの生活につなげる

第65回 委員生活での気付きをこれからの生活につなげる

2018年12月6日

60日間の「委員」の役割を果たし退任した仲間たちの労をねぎらうお茶の会。お菓子もテーブルの花も新任の委員の生徒たちが心を込めて整えます。

会の中で、初めて委員を務めた中等科1年生の I さんは、「委員は皆が嫌がることをやる召使いみたいなもので、良いことなんてないと思っていましたが、上級生の人たちと話すようになり、寮の部屋に帰るのも、朝の総会も、全てが私の楽しみになりました。皆さんのおかげでとても楽しい委員期間でした」と率直な感想を述べました。

私が「具体的に委員期間に何をしたことが楽しかったのか」と質問すると、 I さんは「すべてです。新しい洗剤を持って歩いているだけで、みんなの役に立ってるなぁって感じたんです」といかにも楽しそうに身振りも交えて答えてくれました。その答えに皆は爆笑。上級生の温かい励ましの中での成長を嬉しく思いました。

同じく初めて委員を経験した高等科1年生のOさんの感想は次のようなものでした。

「調味料の委員を終えて
入学してあまり間もなかったこともあり、緊張しつつ迎えた委員生活でしたが、限られた時間をどのようにやりくりすれは良いかということ、また身の周りのことで、このようにした方が良いのではないかと気がつくことなどを自分の中で深められたように思います。

調味料の委員の仕事内容は主に調味料運びや廃油の処理で、全て1人で出来るものでなく、他の人に声を掛け手伝ってもらう必要がありました。そのためこの委員期間は多くの人に支えてもらいましたが、中々自分の方からは返すことが出来ずに引け目を感じて、「手伝って」という一言が言えず、戸惑うこともありました。

このことを通して、皆で共に生活する中での自分自身の課題が見えてきました。また委員を体験して女子部の良い面とともに、こうしたら良くなるのではと言う面も見えてきました。

良い面と言うのは、私たちの気持ち良い生活のために陰ながら勤めている人がいてくれると言うことでした。そして課題は、明窓浄机や礼拝に揃うことなど、各々の基本生活に対する意識をより強く持つことではないかと感じました。

これらの気付きをこれからの生活につなげ、次の委員では更に全休へと広めることができるようにしたいと思います。」

全生徒が交代で経験する自由学園の委員。社会の一員としての責任を担うこの経験は、生徒たちの視野を広げ、大きな成長の機会になっています。

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2018年11月16日 高橋和也(自由学園学園長)

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