第71回 海外とのつながり/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

第71回 海外とのつながり/学園長ブログ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

学園長ブログ

第71回 海外とのつながり

2019年6月11日

男子部女子部生徒による「カンボジア研修写真展 ~本当の幸せってなんだろう~」が6月6日~8日の3日間、自由学園明日館で開催されました。
このカンボジア研修プログラムは、2016年の春休みに男子部高等科生が参加するものとして始まりましたが、この春休みには女子部高等科生も参加し、プノンペンやシュムリアップを訪れました。現地の人々や子どもたちと交流し、カンボジアの人々の暮らしや文化に触れることにより沢山の刺激を受け、それらの体験が、生徒たちにとって大きな発見や学びにつながっています。

「経済的には日本の社会が圧倒的に豊かであるのに、幸せの実感という点ではカンボジアのほうが豊かではないか。本当の豊かさとはなんだろう」「村の人々が親密につながる暮らしにふれて、安全のため高いセキュリティのもと暮らす私たちが失ったものを感じた」等々。写真に添えられた生徒たちの言葉から、さまざまな思いが伝わってきました。

また6月1日から、ポーランドのポメラニアン大学の先生と学生の皆さんを9人を自由学園にお迎えし、交流を行っています。3年前から学校間提携を結び始まった学校間交流です。今回来校したのは、昨年、自由学園からポーランドを訪問した際に受け入れてくださった皆さんということもあり、学生たちは一年ぶりの再会をすっかり打ち解けて楽しんでいる様子でした。次年度ポーランドに行くことを希望している学生も加わり、関係づくりもできました。

6月8日から3日間、ハワイのカメハメハスクールの7人の高校生の皆さんもお迎えし、男子部女子部での授業への参加、歌舞伎鑑賞や日本文化を紹介する交流も行われています。受け入れのホームステイには初等部のご家庭のご協力をいただきました。

これからの時代は私たちの日常生活と地球全体の問題とが影響し合う時代です。しかもその問題は一人では簡単に答えが出せない複雑な問題です。また違った考えや立場の人が共に暮らす多様化が進む時代になります。

このような時代の課題に向き合い、国を超えて様々な人と共に生きる力を身につけてほしいと願い、この数年国際交流の充実に取り組んできました。国を超えたこのような親密な交流が、若い生徒学生たちにとっての生涯の財産となることを願っています。

今後さらに、学校を社会に向かって開き、多様性を受け入れ、これからのよりよい社会を創る子どもたちが成長するにふさわしい学校づくりを進めていきます。

2019年6月9日 高橋和也(自由学園学園長)

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