第75回 在校生の皆さんへ 新型コロナウィルス感染症に関する対応について/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

第75回 在校生の皆さんへ 新型コロナウィルス感染症に関する対応について/学園長ブログ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

学園長ブログ

第75回 在校生の皆さんへ 新型コロナウィルス感染症に関する対応について

2020年4月1日

お元気でお過ごしでしょうか。体調はいかがでしょうか。
自由学園はここ数日の温かさですっかり春めいてきました。今日は校内を一回りして、アカゲラ、ツグミ、ダイサギに出会いました。ウグイスも元気よく鳴いていました。例年よりずいぶん早く桜が満開となり、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラもたくさんの花をつけ、シダレザクラもつぼみをつけていました。
皆さんも新しい生活への希望を抱きつつ、新学期の準備を進めてくださっていることと思います。一方、新型コロナウィルスの影響の中、不安を感じながら春休みを過ごしている方もいるでしょう。

日々刻々変化する状況の中、皆さんとの新学期の生活を希望と安心のもとにはじめることができるように学内で検討を重ねてきましたが、本日、幼児生活団から最高学部まで、幼児・児童・生徒・学生の皆さんが学校に登校し生活を始める学校再開の日程を、5月の連休後、5月11日(月)とすることを決定しました。この間、基本的に登校を伴う学校活動は行いません。

日本の国内における感染者人数は増えていますが、特に東京都においては、感染経路が不明な感染者人数が増え続けています。今回の学校再開延期の判断は、いつどこで誰がどのように感染に関わるかわからない東京の現状において、生徒、教職員一人ひとりの命を守り、同時に社会での感染拡大を避けることを第一に考えての決定です。

今世界中が、新型コロナウィルスという見えない相手と戦っています。このウイルスへの対応の難しさは、自分も気づかないうちにどこかで感染してしまい、症状が出るまでの潜伏期間に気づかないうちに周囲の誰かにウイルスを広げてしまうところにあります。

時間の経過とともに感染の拡大が、「風通しの悪い密閉された部屋で、多くの人が密集し、間近で密接に会話や発声をする」環境で最も起こりやすいということが明らかになりました。そしてこのような状況を作らないように、外出の自粛が呼びかけられています。

皆さんもいつものように自由に行動できず息苦しさや、不便さを感じていることでしょう。しかし皆さんが「密閉、密集、密接」状況を避け、人ごみで集まることを控えて生活していることそれ自体が、ウィルスの広がりを防ぎ、周囲の人の命を守ることに大きく役立っているのです。外出後や、多くの人が利用するものに触れた後にはしっかり手を洗うこと、ウイルスを広げないためにマスクをすることも、自分や周囲の人を感染から守るうえでとても大切です。ぜひ心がけてください。

自由学園は今年2020年4月15日に創立100年目を迎えます。歴史を振り返れば、この100年の間に人類は様々な困難に直面しました。大きな戦争もありました。しかし自由学園という小さな学校は発展しつつ100年目を迎えることができました。神様の導きとお守りに感謝の思いは尽きません。

今回の新型コロナウィルス感染症との戦いは長期戦になりそうですが、やがて必ず終息し、私たちの穏やかな日常生活が回復するときがやってきます。世界が直面するこの困難の中、私たちは私たちにできることを考え、力を合わせて最善の道を祈り求めつつ、この前例のない事態に対応していきましょう。

志を共にする皆さんと共に学び共に生活できることを、心から楽しみにしています。皆さんの新しい生活が素晴らしいものとなるように私たち教職員一同心から応援します。皆さんも学校生活の始まりを楽しみに待っていてください。

2020年4月1日 高橋和也(自由学園学園長)

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