第79回 おうちで過ごす初等部1年生の皆さんへ/学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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学園長ブログ

第79回 おうちで過ごす初等部1年生の皆さんへ

2020年5月3日

5月の連休前、まだ学校に来ることができない初等部1年生に向けて、お手紙を送りました。
(実際にお送りしたものはすべてひらがなにしました。→しょとうぶ1ねんせいのみなさんへ_pdf

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皆さん、お家で元気にしていますか。
先生たちは、早く皆さんに、お会いしたいなあと思っています。きっと皆さんもお友だちや先生に、早く会いたいなあと思っていることでしょう。

離れている毎日ですが、私たちは皆さんから大きな元気をいただきました。 元気のもとは、何かというと、お家の方が送ってくださった皆さんのお写真です。

皆さんが制服を着て、ランドセルを背負ったお写真を見て、なんてかわいらしいのだろうとほんとうにうれしく思い、涙がでるほどでした。
皆さんが、初等部に通うことを楽しみにしていることが伝わってきました。そしてお家の方が、皆さんをとっても大切に思っている気持ちも伝わってきました。
ほんとうにうれしいことでした。お家の方には、ありがとうございます、とお伝えしたいです。

お送りくださったお写真をもうすぐまとめ、クラスのみんなで見合うことができるようにするので、楽しみにしていてくださいね。きっと皆さんもうれしい気持ちになると思います。

さて、皆さんに1つ質問です。
りんごは木の枝から落ちるのに、なんで空に浮かんでいる月は落ちてこないのでしょう。

昔々の人たちにとっても、これは大きななぞでした。  皆さんの中にも、不思議に思った人がいるのではないでしょうか。 ところが今から350年位前に、イギリスに、この大きななぞを解く人が現れました。「ニュートン」さんです。
ニュートンさんは、このなぞに取り組み、月は浮かんでいるのではなく、落ちながら、地球の周りをうまく回っていると考えました。そしてニュートンさんは、宇宙のすべてのものは見えない力で引っ張り合っているということを発見し、その力を「万有引力」と呼びました。難しいですよね。その頃の人はこの新しい考えにびっくりしました。

ニュートンさんは宇宙のことや、物の重さのことなど、これから皆さんが学校で習う、たくさんのことを発見しました。驚くことに、この大切な発見は、ニュートンさんが24歳という若い頃の2年間にあったことなのです。

そしてもっと驚くことは、この発見があった2年間は、実は、イギリスに、今世界に広がっているような病気(ペスト)が広がっていたときだということです。

ニュートンさんは、今の皆さんのように、学校に行けなくなり、家で過ごすことになりました。

そしてそのときにじっくり、なぜ月は、りんごのように落ちてこないのだろうと、いつも不思議に思っていたことについて考えたのです。  後から振り返って、ニュートンさんは、人生で一番多くのことを発見したのは、家で過ごしたこのときだったと言っています。

では、ニュートンさんがいくつものことを発見ができたのはどうしてなのでしょう。

私は、ニュートンさんは、ほかの人が当たり前と思ってしまうことでも、なぜだろう、どうしてだろう、不思議だなあと、思える人だったのではないかと思います。 そしてその不思議なことについて考えたり、調べたり、学んだりする人だったのではないかと思います。

皆さんはどんなことを不思議に感じていますか。 皆さんの周りにはどんななぞがありますか。
お家で過ごす毎日の中で、ぜひ皆さん、その不思議について、考えてみてください。

なぞは簡単には解けないかもしれません。しかしまず、なぜだろう、どうしてだろうと思うことがたいせつです。いつかそこから、大きな発見が生まれるかもしれません。

長い手紙を読んでくれてありがとう。では、皆さん、げんきで過ごしてください。

2020年5月2日 学園長 高橋和也

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