男子部には、第二次世界大戦で亡くなった1回生から4回生まで12名の方々の慰霊碑があり、毎日の自治区域の時間に担当する生徒が心を込めてきれいにしています。周囲を箒で掃いて、慰霊碑までの石畳をブラシで水洗いし、花壇の鉢を雑巾で拭き、最後に亡くなった方々のお名前が彫ってある慰霊碑の表面を拭き清めます。1年間担当している高等科3年生は「きれいにするための工夫をしています。愛着もあります」、また、新たに担当になった中等科１年生は「亡くなられた先輩方のことを思って毎日掃除しています」と話していました。慰霊碑には、旧約聖書イザヤ書2章4節の聖句が記されています。『主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない』（真野）
