10月20日(土)経済産業省の方とのワークショップ/近況 - 自由学園 男子部/東京の私立中学・高校

10月20日(土)経済産業省の方とのワークショップ/近況 - 東京の私立中学・高校【自由学園 男子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

近況

10月20日(土)経済産業省の方とのワークショップ

2018年10月24日

     

10月20日(土)に、経済産業省教育産業室長である浅野大介さんを自由学園にお招きし、これからの学校を学習者が作っていくためのワークショップを行いました。参加者は、募集に応じた中等科3年生から高等科3年生までの生徒18名、教員5名、経済産業省の方5名の合計28名でした。ワークショップの目的は、これからの自由学園をよりよいものにともに創っていくことです。自由学園の創立者が数々の先駆的な取り組みを行ったように、今現在自由学園に関わる私達も創立者の開拓者精神を受け継ぎ、現在の自由学園の教育に満足することなく、絶えず進化し続けることが、私達の使命です。ワークショップでは、浅野さんに現在の世界の動き、そして必要とされる能力とはなにかということについてお話をしていただきました。その中で、日本の企業は、自分たちでルールを作ること、変えることが非常に弱く、新しい世界を協創することができていないことをお話してくださいました。続いてのグループディスカッションでは、自由学園の好きなところを切り口に、自由学園の学びをよりよいものにするために自分ができることは何なのかということをテーマに話し合いを行いました。参加した生徒たちは、今現在自分たちが行っている学びを振り返り、自分たちの好きなところをあげつつ、さらによい学びのために各自が大切であると思うことを共有しました。グループに入っていただいた経済産業省の方より、コメントや質問をしてもらいながら、自分たちのアイディアを深め、本質的な問を探そうとしている様子が伺えました。ワークショップの最後に、12月に向けて各自が取り組むプロジェクトを発表し、会は終了しました。

終始、真剣な眼差しと笑顔の絶えない学びの場になっていたことが非常に印象的でした。創立者が詰め込み教育に異を唱えて自由学園を創立したこと、また、抑圧された学習環境では人間は学ぶことができないことを示唆する研究があるように、自分が学びたいという意欲、そして学ぶことの楽しさを学習者が感じることで、学びの効果が飛躍的に向上することは疑いないと考えられます。12月の各自のプロジェクトの成果共有の場で、学習者の得た学びを共有し合うことが今から楽しみでなりません。(鈴木Y)

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