年間行事 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

年間行事 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

社会活動・学生生活

年間行事

年間行事

4月

自由学園入学式

自由学園入学式

自由学園入学式

自由学園では、中等科新入生および高等科新入生を中等科・高等科・最高学部の全在校生によって迎えるための式が入学式です。ここでは最高学部委員長が歓迎の言葉を述べます。入学式後には、新入生歓迎会や歓迎音楽会が行なわれ、弦楽オーケストラ部員やウインドオーケストラ部員が心を込めて演奏します。最高学部だけの入学式はありませんが、中等科・高等科との合同始業式のあと、最高学部だけで進学式を行ないます。高等科まで男女別学で生活してきた学生たちは、ここで初めて男女が同じクラスとなります。

イースター礼拝

自由学園では、クリスマスとイースターを大切にしています。イースターは暦の関係で決まった日にちではありませんが、始業式の翌日にイースター礼拝をすると決めて、中等科・高等科・最高学部で集まり礼拝を行ないます。

創立記念日

4月15日は、自由学園創立記念日です。初等部・中等科・高等科・最高学部で感謝の礼拝を行います。

5月

全国友の会大会

全国友の会大会

全国友の会大会

全国友の会とは、自由学園と創始者を同じくする雑誌『婦人之友』の愛読者の集まりで、1930年に発足、日本全国及び海外に約190の会があります。家事家計講習会をはじめ、さまざまな活動を通して、家庭生活の合理化、社会への働きかけを行なっています。全国友の会の大会が毎年東京で行なわれますが、その第1日目は自由学園で開催されています。各友の会の代表を含む900名以上の会員を迎え、会場準備などの運営業務を2年生が担当し協力して行ないます。

最高学部ホームカミングデー

最高学部は毎年5月に開催される「春の南沢フェステバル」の日にホームカミングデーを開催しています。卒業して5年目と10年目の皆さまを母校にお迎えしています。

6月

協力会総会

協力会とは、父母、卒業生、卒業生父母等約3、500人の会員からなる、自由学園を支える後援会組織です。創立者の羽仁もと子・吉一先生が目白から東久留米(当時の久留米村)にキャンパスを移転するにあたり私財を投じておられたことに気付いた父母たちの呼びかけによって、1931年に設立されました。1年生は、自由学園にて6月に行なわれる総会の準備を担当しています。

学部オープンデー

学部オープンデー

学部オープンデー

学部オープンデーは、最高学部を男子部・女子部に紹介する目的で、2006年度からスタートしました。学部校舎を会場にして、学部生活や講義内容のパネル展示、美術作品の展示などが行なわれます。学部3年生を中心にして全学年で企画・準備が行なわれ、各学年の個性溢れる内容で学部生の姿がよく分かると、父母などにもとても好評です。食堂で学部生手作りのケーキやクッキーを楽しめるカフェは女子部生にも人気で、一日で会が終了してしまうのが惜しまれるくらいです。

7月

第1回卒業研究中間報告

第1回卒業研究中間報告

第1回卒業研究中間報告

全国友の会とは、自由学園と創始者を同じくする雑誌『婦人之友』の愛読者の集まりで、1930年に発足、日本全国及び海外に約190の会があります。家事家計講習会をはじめ、さまざまな活動を通して、家庭生活の合理化、社会への働きかけを行なっています。全国友の会の大会が毎年東京で行なわれますが、その第1日目は自由学園で開催されています。各友の会の代表を含む900名以上の会員を迎え、会場準備などの運営業務を2年生が担当し協力して行ないます。

2年課程修養会

卒業年次生は修養会を行ないます。2年課程は夏休みのはじめに1泊2日で行ないます。礼拝と読書を通して、聖書と羽仁もと子著作集『信仰篇』に親しむと同時に、個人とクラスの歩んできた道をかえりみる時を持ちます。

ネパールワークキャンプ

8月

新名栗フィールドでの活動

新名栗フィールドでの活動

男子学生は、埼玉県飯能市名栗村の新名栗フィールドでの労働活動に在学中2回以上参加します。男子学生による植林・育林活動は、時間をかけて木を育てることは人を育てることにつながるという創立者の考えに端を発し、自由学園における人間教育の柱のひとつとなっています。最高学部は、1967年から三重県紀北町(旧海山町)に植林地を借り、植林および育林活動を行ってきました。しかし、植え付けから約50年が経ち、植えつけたヒノキの大径木化が進み、学生の作業できる範疇が減少したため、2015年1月より埼玉県飯能市名栗村にて、柏木正之氏(男子部19回生)の協力を得て、新たな植林活動を展開しました。男子部が以前から活動している場所と区別するため、新名栗フィールドと名付け、明るい里山づくりに向けた各種整備などを行っています。現在、この活動には男子学生のみが参加していますが、地域交流なども行い、女子学生の参加の可能性も検討しています。実際、2016年12月には初めて女子学生も参加し、指導教員・男子学生らとともに,伐採した樹木の測定、サンプル採取などを行いました。

9月

夏休み報告書

始業式後に、学生全員が「夏休みの報告」を発表し、お互いに聞きあいます。

春季終了・春季試験

試験終了後、秋期の授業開始までのおおよそ3週間は、補講や集中講義のほか、体操会の練習、それぞれの勉強や研究活動を集中して行なうことにあてられます。

ネパールワークキャンプ報告会

ネパールワークキャンプ報告会

ネパールワークキャンプ報告会

10月

第2回卒業研究中間報告

体操会

体操会

体操会

10月第1土曜日に行なわれる自由学園の伝統行事です。幼児生活団から最高学部までの全学年がデンマーク体操を発表します。最高学部生は、全員によるデンマーク体操を披露するほか、有志による演技、転回運動も行ないます。毎年デンマークのオレロップ体操学校から若い指導者が男女1名ずつ来てくれます。演技のほかに、受付・会場準備・進行・売店・警備などの実務も、女子部・男子部と協力しながら受け持ちます。

11月

美術工芸展

美術工芸展

美術工芸展

4年に1度、幼児生活団から最高学部まで大々的に行なわれます。学部生が準備や運営の中心的な役割を担います。美術工芸展は美術教育報告会として第1回絵画展を1922年に開催しました。その後デザインや工芸の勉強も加わり、創立10周年より美術工芸展として回を重ねて、2008年11月には第29回目を開催しました。幼児生活団から最高学部(4歳~22歳)まで一貫した目標のもとで、作品を通して創造する力の発達や、人としての成長過程を見ることの出来る点が大きな特色です。自由学園美術教育は「美術と音楽は優れた専門家に先生をお願いする」という創立者のお考えで、最初の指導者山本鼎先生により当時一般に行なわれていたお手本を書き写す教育によらず、「自分の目で見て感じたことを自由に表現する」という画期的な方法で始められました。現在もこの理念を継承し、それぞれの分野の第一線で活躍しておられる芸術家の指導による、授業が行なわれています。1931年~32年に山室光子、笹川和子両先生(女子部8回生)がチェコとドイツに留学、ドイツのイッテンシューレ(バウハウスの創設者の一人、ヨハネス・イッテン氏設立の造形学校)での学びを学園の美術教育で実践され、自由学園工芸研究所の指導者によって現在も授業に活かされています。学園の豊かな自然や生活の中には、美術のモチーフが満ち溢れています。若々しく新鮮な視点と感性で、新たな美の発見と表現を追求し、個人制作や合作に取り組みます。

音楽会

音楽会

音楽会

4年に1度、幼児生活団から最高学部まで大々的に行なわれます。最高学部生は弦楽オーケストラ、ウインドオーケストラ、そしてコーラスに出演します。あわせて準備や運営の中心的な役割を担います。第29回自由学園音楽会は2010年12月2日に東京芸術劇場で行われました。

自由学園の音楽教育とその発表の場となる音楽会は、創立間もない頃から「合唱」が特徴であり、人間教育の一環として真剣に取り組み努力してきました。また、器楽教育が盛んに行なわれた時期もありました。1980年以後、4年に1度校外で音楽会を行なうことになりました。専門家を目指すことや得意な人だけがするのではなく、全員で学んでいるということも特徴的です。

12月

前期課程修了研究旅行

2年課程卒業研究旅行(當麻寺・中之坊にて)

2年課程卒業研究旅行(當麻寺・中之坊にて)

2年間の前期課程修了を前に、これまでの学びをふまえて、日本の歴史文化や社会を理解し見聞を広める事を目的とします。女子は50年以上続いてきた伊勢・飛鳥・奈良・京都への旅行を通じて、日本の故郷ともいえる古都を訪ね、自国の文化を理解することが期待されます。男子は、高千穂や私塾咸宜園、長崎など日本文化や近代史に触れることを目的とし、九州への旅行を予定しています。どちらも、前期2年間の学びのまとめとしての旅行となります。

第3回卒業研究中間報告

クリスマス礼拝・音楽会・午餐会

クリスマスには幼児生活団から最高学部までクリスマスをお祝いする礼拝や行事を行ないます。午餐会は、中等科以上の生徒・学生で準備を行ない、クリスマスをお祝いします。女子部生徒のおいしい手作り料理をいただきながら、ゲストの方々からクリスマスの思い出などのお話をうかがいます。音楽会は、学生・生徒で構成される弦楽オーケストラやウインドオーケストラによって演奏が行なわれます。学部生が中心となって、高等科生徒と協力して献金も行なっています。

1月

新年礼拝

新年礼拝

新年礼拝

自由学園では、毎年元旦に多くの児童・生徒・学生・卒業生・父母が集い、新しい年をいただいた感謝と希望を共にする礼拝をしています。第3代学園長だった羽仁翹学園長は、新年礼拝を、自由学園の家族的なつながりを実感できる時であると表現されています。

新年言志

冬休みあけの3学期始業式後には、学生全員が「新年言志」を読みあいます。また有志による書初め(2年課程は全員)も提出され、しばらく食堂に展示されます。「新年言志」や書初めは女子部・男子部のころから毎年行なわれているものですが、最高学部では最高学部生らしい成長がみられ、自由学園での成長の積み重ねが実感できる貴重な時間です。

2月

4年課程卒業研修旅行

4年課程は卒業年次の冬に海外へ卒業研修旅行に行きます。最高学部で学んだ成果を基とし、広く海外にまで目を向ける実践の場として、社会環境、自然環境、政治・経済、宗教、民族、歴史など日本とは異なる文化・風土・環境を直に体験します。

  • マレーシアへ卒業研修旅行

    マレーシアへ卒業研修旅行

  • KPTEC社・ペナンで研修

    KPTEC社・ペナンで研修

3月

卒業研究・卒業勉強報告会

4年課程4年生の卒業研究と2年課程2年生の卒業勉強の報告会を、例年3月の第1土曜日に行ないます。
卒業年次生以外も、平素の学業の成果を報告します。例年3月の第2土曜日に行なっていますが、2002年度のように、高等科との合同礼拝の後に報告することもあります。4年課程3年生はテーマ別グループ研究の成果を、1~2年生は学園特別実習の報告を行ないます。

卒業式

卒業式

卒業式

卒業年次生は、報告会を終えると、卒業に向けての準備で忙しくなります。自由学園入学以来、少なくとも5年間(2年課程で高等科からの場合)の思いを託す「卒業に際して」を書き上げつつ、高等科や学部在校生からそれぞれ壮行会をして送られます。寮生は寮でも壮行会が行なわれます。4年課程4年生はこの時期に修養会を行ないます。夕礼拝を行なうといよいよ卒業式です。