5月26日、初等部の3、4年生が校外学習として貝の勉強に出かけました。
貝の勉強では、貝類の研究をされている小菅貞男先生をお迎えして、実際に海へ出かけ、磯採集と貝拾いを行います。
小菅先生は大変著名な貝類に関する研究者です。60年近く、初等部での貝の勉強の指導をしてくださっています。
当日はあいにくの雨模様となり、磯採集は行うことができず、しながわ水族館へ出かけました。
水族館では、潮の満ち引きを再現した水槽や、波の仕組みの解説を読み、海について勉強をしました。そこからはグループに分かれ、水族館内を回ります。大小さまざまな魚を見てまわりました。「変なかお!」「おおきい!」など、様々な歓声が上がっていました。
午後には天気も回復し、本来の目的地であった鐙摺(あぶずり)海岸で貝拾いを行うことができました。
目標は3年生10種類、4年生は20種類以上の貝を拾うことです。
はじめは苦戦している様子でしたが、4年生は昨年の貝拾いを思い出しながら、3年生は4年生の姿を真似ながら、砂浜をよく見て、たくさんの種類の貝を拾うことができました。4年生は、名前がわかったものだけで47種類の貝を見つけることができました。
拾った貝は、その場で小菅先生に伺ったり、図鑑を見たり、見本と照らし合わせたりしながら、名前を調べます。実際に海へ行って感じたにおいや、触った砂浜、貝の感触はかけがえのない経験となったでしょう。
拾った貝は持ち帰り、よく洗って標本にします。それぞれが拾った貝で世界に一つだけの標本が出来上がります。
小菅先生には、もう一度初等部で授業をしていただきます。実物に触れることと、教室での勉強が結びついてよい学びができるとよいですね。