5年生宿泊学習(蓼科ポニー牧場)/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

5年生宿泊学習(蓼科ポニー牧場)/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

5年生宿泊学習(蓼科ポニー牧場)

2017年6月20日

6月14日から16日までの3日間、初等部の5年生が宿泊学習へ出かけました。場所は長野県茅野市にある蓼科ポニー牧場です。

新宿駅から特急あずさ号とバスに乗ることおよそ3時間。ポニー牧場に到着しました。

これから3日間、乗馬の仕方や、生活のことでお世話になる、牧場の方に挨拶をし、昼食をとると早速ポニーに乗せていただきました。その前に、馬に乗るための準備も子ども達自身で行います。

「ポニー」とは言っても、子どもより背丈の大きい馬たちです(「ポニー」は肩までの高さが147cm以下の馬を言うそうです)。初めのうちは怖がってしまう子もいました。

さあ、いよいよ乗馬です。まずは「常(なみ)足(あし)」と言って、ゆっくり歩くところから。徐々に「速足(はやあし)」、「軽速足(けいはやあし)」と少しずつ馬の動きが早くなって行きます。手綱の操作も一緒に教えていただきます。なかなかうまくいかない子、はじめから上手に乗りこなす子、悲鳴、歓声等々、それぞれに違った感じ方があったようです。

乗り終わった後には乗せてくれた馬のお世話も行います。皆、積極的に参加していました。

2日目からは朝のえさやりと馬房掃除も行います。馬房掃除では馬の排泄物をきれいにしなければなりませんが、皆、嫌がることなく悪戦苦闘しながらも、一生懸命に行っている気持ちのいい姿を見ることができました。2日目、3日目ともなると馬の世話もなれたものです。そのころには馬を怖がっている子は一人もいませんでした。

子ども達からは「楽しかったけど難しかった」「怖かった」「掃除は大変だったけど、乗せてくれた馬のためにがんばれた」などの声が聞かれました。3日間、お天気にも恵まれ、どの日も子ども達は元気に過ごすことができました。

牧場の方からは、馬とのふれあいを通して、自分のことだけではなく、相手のことを考えることの大切さについてお話していただきました。馬に乗るには自分勝手になってはいけません。乗る前後にきちんと世話をし、馬の様子を見てコミュニケーションをとらなければなりません。馬はしゃべりませんから、それは大変難しいことでした。

馬に乗ること、世話をすることを通して、騎乗技術だけでなく、人間関係の上でも大切なことを教えていただきました。ポニー牧場での学びが普段の生活やクラスでの関係に生かせることを願っています。

    

    

 

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