5年生は6月に入ってから社会科で「わたしたちの食生活と水産業」の勉強をしてきました。
6月29日には、東日本大震災直後から、婦人之友社・全国友の会・自由学園の3団体が支援と交流を続けてきた、宮城県石巻市北上町十三浜のわかめ漁について学びました。
お話をしてくださったのは実際に支援活動に参加した初等部卒業生学部3年福井さんです。
はじめに2011年3月、大震災の時はまだ年少だった5年生に、どれだけの大きな被害があったのか図や写真を見せながら説明してくださいました。津波が3階建ての家を丸呑みしてしまったこと、今もまだその爪痕が残っていることなど、子どもたちは改めて大きな出来事だったと知りました。
次に、ずっと支援をし続けているわかめ漁について詳しく教えていただきました。
何気なく食べてきたワカメが私たちの食卓に上がるまでには、たくさんの作業工程がある事を知り驚いていました。「朝早くから漁に出てすごい。」「手間暇かかっていることが分かった。」「ほとんど手作業ですごい。」「自分も作業をしてみたい。」「もっと感謝していただきたい。」などの感想が聞かれました。
実際の作業の写真や映像を見ながらお話を伺うことができ、水産業が身近に感じられたこと、また学校の取り組みを知る良い機会でもありました。