11月22日と23日、自由学園で「おさなご発見U6ひろば」が開催されました。6歳以下の子どもとその保護者を対象とした様々な催しが学園内全体で行われました。
初等部では、「土と育つ子どもたち」をテーマに、畑を中心とした、初等部の豊かな自然から学ぶ子ども達の姿を見ていただけるよう、展示発表会を行いました。
子どもたちはこの会に向けて、何度も畑に足を運び、ていねいに作物を育て、それぞれの興味関心から自主的に調べ学習や発表の用意をしてきました。
22日には、初等部の内覧会として、子ども同士で発表を聞き合いました。また、初等部の畑でとれた収穫物への感謝をこめた収穫感謝の礼拝も行いました。
23日には、お客様を初等部にお招きしました。
発表では、体育館のステージで各学年が作物を育て、収穫するまでに学んだことについて報告しました。劇やダンスを取り入れ、わかりやすく工夫した学年もありました。
展示ブースには、作物を育ててきた履歴となる年表や、疑問に思い、調べたことをまとめた模造紙などが展示されました。中にはクイズやスタンプラリー、紙芝居など、6歳以下の子どもたちを楽しませるコーナーもありました。当日は初等部の子どもたちがブースに立ち、お客さまに自分たちの学んだことを説明しました。
また、初等部の畑の野菜を使った芋の子汁を昼食にいただくことも楽しみの一つです。自分たちで育てた作物を食べる感動を得ることができるのは、お食事作りに保護者が参加する、初等部ならではの体験となります。23日には、来場者の方々にも芋の子汁が振舞われ、400杯以上を召し上がっていただきました。
「土と育つ子どもたち」には、2日間あわせて500人以上のお客様に来場いただきました。子どもたちが長い時間をかけていねいに準備してきた今回の展示発表。たくさんの方々に見ていただけたことをうれしく思います。
今回の発表会は、子どもたち一人ひとりの心にどんなものを残したでしょうか。2学期の残りの生活が楽しみです。