4年生が蚕を飼い始めて1か月が経ちました。
6月10日前後に繭(まゆ)を作り始めました。
全部の蚕がよく育って繭を作れたわけではありません。
途中で弱って死んでしまった蚕もいて、涙する人もありました。
そこから小さな昆虫がたくさん卵を産む理由の一つということも学びました。
子どもたちは1か月蚕からたくさんのことを教えてもらったと思います。
繭を作る頃になると、
「もう会えなくなるのが寂しい。」
と何人もの人が蚕ノートに記していました。そして、繭が完成したころになると、
「繭の中はどうなっているんだろう。」
「見てみたいな~。」
そんな思いが沸き上がっていました。
18日、繭の中で蚕がどうなったか観察をしました。
傷つけないように、カッターとハサミを使って繭に窓を開けました。
子どもたちは慎重に作業を進め、中が見えた時は、
「うわぁピクピク動いてる!」
「これは何?顔?」
「脱皮の皮だ!」
といろいろな発見に興奮が止みませんでした。
繭の中では茶色っぽい蛹と最後に脱いだ皮が入っていました。
窓を開けたところはスライドグラスでふさぎ、
これからどのように変化していくのか観察が続きます。