海ごみの授業/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

海ごみの授業/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

海ごみの授業

2018年7月6日

4年生は、7月2日(月)の5・6時間目に、目白大学教授の石田好広先生による海ごみの特別授業がありました。
10名ほどの保護者と教師も参加しました。
まず最初は、グループワーク。
漂着物に関心を持ってもらうため、漂着物カードを家族ごとに分類しました。燃えるものと燃えないものの2種類に分けた家族もあれば、細かく13種類にも分けた家族もありました。熱心に皆で話しこんでいました。また、家族ごとの発表も、まとめて話せていました。石田先生によると、10種類以上に海ごみを分類したのは、学園の生徒が初めてとの事でした。
その後は、海ごみクイズでした。
漂着ごみの量はどれくらいだと思いますか?
漂着ごみ(ペットボトル)の国別割合でもっとも多いものは?
などなど。
海ごみの影響の話では、生き物にごみがからまっている写真を見て、
「生き物がかわいそう。」
「こんなにひどいんだ。」
という声があがりました。
海に流れ出したごみが分解される時間のお話では、
「ぺットボトルが分解されるのに450年かかる。」というお話に、一同「えー!!」と驚いていました。
そして最後に、私たちに何ができるかを考えました。
「エコバッグを使って、プラスチックの袋は使わないようにする。」
など、皆、真剣に考えていました。
ごみ拾いや、学校での取り組みの話も出ました。
国連制作のビデオを観たときには、ごみの量や、魚の身体から出てくるプラスチックゴミに驚いていました。
深刻な海ごみのお話を聞き、他人事ではなく自分の問題として捉えることができたのではないでしょうか。今後の生活に活かしていけるといいです。貴重な授業をしてくださった石田先生に感謝いたします。

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