2年生では、発表文を作り、発表し合う活動をしました。
報告する題材は、美術の時間に作ったダンボールの作品です。
国語と美術で連携して学びを進めてきました。
まず、国語科で「自分」について考えます。
マインドマップを使って自分の周りにあるものや好きなことを紙面いっぱいに書きだします。その上で「あなたってどんな人ですか？」と問うと、
「お家に帰ると怒りっぽい」「優しいところもある。」「すぐあきらめちゃう」「元気いっぱい」「生きものが大好き」などなど。良い所も少し悪い所もたくさん見つかりました。
次は美術の時間です。
国語の時間に考えた「自分」を、段ボールの箱を白く塗ったキャンパスに表現します。
「優しい心は何色かな」「怒りっぽい線はこんな線だ」「夜が好きだから星空を描こう」あえて「絵」は使わず、線、色、形だけで表現しました。
最後に、もう一度国語科に戻って報告文を作りと発表会をします。出来上がった段ボールいっぱいの作品を見ながら、自分の思いを言葉にします。
発表会では作品の横に立ち、自分の作品について発表します。お客さん役も同じ2年生です。「自分と同じ、怒りっぽい色を赤にした人がいたよ」「〇〇さんの発表がおすすめだから先生も聞きに行って！」など、お互いに発表を聞き合うことでさらに学びが深まっている様子でした。
聞くだけではなく、友だちの発表のよい所を見つけて「いいねカード」を贈ることもします。「声が大きかった」「海が好きなことがよく伝わった」など、たくさん集まった「いいねカード」を見ると心が温まります。
発表を聞き合うことで、教師が教える以上のことを子供たちが学んでいるようでした。なかなか声を出した発表の機会が取りづらい情勢下ですが、改めて子どもの学びとる力を再確認した時間になりました。
↑発表会の様子
↑先生も発表を聞きにきました。
