初等部のうさぎのお世話は3年生が担当します。
先週、4年生から引き継ぎが行われました。
4年生が語る一つ一つの言葉からは、自分たちが一年間、キャラメル、マロ、ユキ(3羽のうさぎの名前)をいかに大切に、愛情をもって、共に過ごしてきたか、その思いに溢れていました。と同時に「3年生、あとはしっかり頼むよ!」という願いのような思いが伝わってきました。
引き継ぎを終えたあと、3年生は校庭でうさぎのスケッチをしました。みんなよく見て描こうと一生懸命なのですが、相手は生きているうさぎたち。歩き回ったり、立ったり、寝そべったり、自由な姿に「うまく描けない」と思わず音を上げる子どももいました。
また、この日、聴診器でうさぎの心臓の音も聞きました。ドッドッドッと人間の何倍も早い心音に、みんな目を丸くしていました。「なんでうさぎが人間より早く死ぬかわかった気がする」と仮説を立てて、話してくれた子どももいました。
今週の総合の時間では、うさぎの特徴を詳しく調べました。マロとユキは2019年生まれ、しかも8月5日と6日の1日違い。生後2ヶ月頃の計測では、1.74kgでしたが、2年弱でどれくらい大きくなったか体重を推測したり、前脚と後脚の爪の数を数えたり、オスとメスの見分け方など学びました。
いまはまだ、かわいいだけかもしれませんが、うさぎ小屋の掃除をしたり、食事をあげたり、糞の始末をしたり、時には暴れたり、面倒なことや思いどおりにいかないこともたくさん出てくるでしょう。体調が悪くなる時もあるかもしれません。
しかし、これから一年間、毎日キャラメル、マロ、ユキと共に過ごす中で、一人一人がいろいろなことを学び、感じとってくれることと思います。そしてその頃、もう一度、うさぎの絵を描いてみようと思います。
今回の計測でユキは4.1kgマロは4.5kgになっていました。