初等部では、毎月子どもたちが中心となってお誕生日会が行われます。4月担当は5年生。
4月16日(金)の礼拝の時間に、5年生の教室からズーム配信にて行われました。
装飾係からは、食堂に展示されている作品(絵)についての説明がありました。今回の作品は、現在の2、3年生が昨年度描いた「空想のお花」です。「お花を描くのはめずらしくないけど、空想のお花だったので楽しかった。」「お花の特徴を押さえながら、描けたのが楽しかった。」など、5年生がインタビューをしてきた2、3年生の声も紹介されました。
また、お花係からは、ズーム越しにも彩りの鮮やかさだけでなく、香りまで届いてきそうなほど賑やかなお花の紹介がありました。これらは学校で採取されたり、ご家庭のご厚意で届けられたりしたお花です。係からは、学校で採取したお花の名前が紹介されました。
ツルニチニチソウ、ジャーマンアイリス、ブールベル、スノーフレーク、シラン、ヤマブキ、シャガ、ツツジ、ショカツサイ、アブラナ……。
四季折々、変化する樹木や植物と日々触れ合いながら過ごすうちに、子どもたちは花の名前に詳しくなるだけでなく、例年に比べ今年は咲くのが早いとか、遅いとか、植物を通して季節の変化を身体で敏感に感じとっています。これも自由学園ならではの自然な学びです。
さて、今月お誕生日を迎えた15人の子供たち(稻村先生も)にはカードが渡されます。カードには5年生が心を込めて書いたメッセージとともに、絵が添えられていました。今回は、2年生が美術の時間に描いたものでした。
“家族”という繋がりを意識し、みんなで一人ひとりの誕生日を気持ちを込めて祝う。命を大切にする自由学園の教育は、コロナ禍であっても丁寧に続けられています。
4月にお誕生日を迎えたみなさん、改めましておめでとうございます。
幸せで実り多い一年になりますように!