遠足①/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

遠足①/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

遠足①

2021年5月7日

5月7日(金)、初等部では1年生から6年生が揃って遠足に行ってきました。遠足と言っても、今はコロナ禍における緊急事態宣言下の真っ只中。通常の遠足に行くことはもちろんできません。では、どこに行ったかというと自由学園です。えっ?と思われる方もいるでしょうが、自由学園にいながら、わざわざ自由学園に遠足に行ってきたのです。

新年度が始まった当初から、昨年度は行くことができなかった遠足を、今年はどうしても実現させたいという思いが、全教員に共通してありました。縦割りの“家族”で活動する遠足は、自由学園では欠くことのできない大切な学びの場でもあるからです。

4月から話し合いを重ね、コロナ禍でも団体で活動できる場所や施設を探したり、移動手段を検討したりしながら、具体的な候補地を絞り込んでいました。しかし、その矢先、緊急事態宣言の発出が現実味を帯びてきたため、子どもたちの健康、安全を第一に考え、自由学園内での遠足となったのです。

遠足当日の今日は、初等部のグランド、女子部の大芝生、男子部のグランドの3か所を使用し、子どもたちが考えた遊びを、縦割りの“家族”で行いました。自由学園には、3万坪の広大な敷地と豊かな自然があります。それぞれの場所へ移動するだけで、瑞々しい若葉の香り、木々の羽音、鳥のさえずり、心地よい風を浴び、まるで森の中を散歩しているような気分になります。この環境を活かした特別な“遠足”を、6年生の子どもたちが中心となって企画し、それぞれの“家族”で過ごしました。

学園内ですから当然、過去の遠足と比較して縮小感、物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、この時期に初等部での遠足が実現できたこと、なにより縦割りの“家族”での活動が継続できたことは、新しい学園生活のあり方と更なる可能性を提示できたのではないかと思います。

続編にて子どもの声、その他の活動写真などを載せます。

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