「自分のことは自分で決めていい、自分のことを好きになってもらいたい。・・・人と違うことは個性。ちゃんと知って、大事な人や自分のことを大切にしてほしい。」そんなメッセージからはじまった生命と性の授業。いわゆる性教育が3年生と5年生を対象に先日それぞれ行われました。
3年生の授業では、男の子のからだと女の子のからだのお話しからはじまって、時より素直な驚きや恥ずかしさが入り混じった声が聞かれましたが、お腹のなかにいる赤ちゃんの人形を見せながらお産までのお話しは特に子どもたちがよく注目して聴いていました。
休憩をはさんだ後半は「自分を大事にするためにできること」をテーマに意見をだしあうグループワーク。「自分の気持ちを伝える」「早寝早起きする」「お友だちの違う意見もよくきいてみる」、これまでの生活経験から身近な意見がたくさん聞かれました。
この授業は、もともと保護者の紹介でアフタースクールのプログラムではじめたことをきっかけに、現在では自由学園の幼稚園から大学部まで幅広い年齢に応じて一貫した性教育が広まってきています。講師は、麻の実助産所の土屋さん。今回は保護者もオンラインで参加しました。
土屋さんが子どもたちへ伝えたなかで、最後に大切だなと感じたことを紹介します。
【生きていくのに大切なこと】
・安心していられること ・自信をもてること ・自由であること
まずは身近な初等部から。自分として在れる、生きやすい社会を子どもたちと共に創っていきたいです。