聖路加国際病院理事長・名誉院長の日野原重明先生をお迎えし、4~6年生がお話をお聴きしました。先生は現在95歳ですが、終始立ったままお話されるというお元気さでした。さらに足を高く上げるパフォーマンスには皆が驚きました。
「命ってなに?どこに命があるの?みんな持ってるの?じゃあ、見せて?」
子どもはそんな質問に戸惑いながらも、先生とのやりとりから少しずつ命について考えていきました。
「風は目に見えないけど、景色や窓の音、肌で感じることもできる。命も同じように目に見えないけど、時間を使うことで生きてることを感じられる。その時間をどう使っていくか?」と、みんなに宿題を出されました。
最後に「君たちが大人になったときは世界中の一人ひとりが命を大切にする、平和な社会をつくってほしい」とメッセージを残されました。
↓【5年生の日記があります】
~5年生の日記から~
五時間目に日野原重明先生にお話をしていただきました。主に生命の話でした。ぼくはいつもどういう風に(誰のために)時間を使っているか、よく考えてみました。そうするとやはり自分のためにほとんどの時間を使っていて、自分のために使っている時間を時々むだにしていたと思います。家での集中勉強をしないでダラダラしてしまったりするからです。これからはまず、自分のために使う時間を大切にし、それができたら、人のために使う時間をつくっていきたいです。
文・写真 初等部教師 大隈 賢