※久しぶりの更新となってしまいました。
猛暑が続いておりますが、皆さまお変わりございませんか。
今は夏休み中なので、しばらくは1学期の様子を掲載していきたいと思います。
4年生の理科の授業で「糸取り」を行いました。
自作の紡ぎ機を使用し、一つの繭からどれくらいの絹糸が出来るのか
各自で長さを測りました。
この日を迎えるまで
児童たちは幼虫が小さな時から
毎日家に持って帰りお世話をして、観察をしてきました。
はじめは虫が苦手な児童も、日々観察する中で、
徐々に愛着を持ち始めます。
蚕が繭を形成すると、
次に児童たちは糸紡ぎ機を自作します。
糸取りをする当日は絹糸を取るために
これまで育ててきた蚕たちを
加熱して殺さなければなりません。
中にはそのことに涙する児童もいます。
紡いでいるのは、もはや絹糸だけではありません。
「心や想い、命の大切さ」が含まれています。
ここまでして得た経験や学びは
簡単には忘れることはないでしょう。
このように初等部では「糸取り」の授業ひとつを取っても
たくさんの学びがあります。