7月6日(火)9日(金)女子部中等科高等科アウトドアイベント/お知らせ - 自由学園 女子部/東京の私立中学・高校

7月6日(火)9日(金)女子部中等科高等科アウトドアイベント/お知らせ - 東京の私立中学・高校【自由学園 女子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

お知らせ

7月6日(火)9日(金)女子部中等科高等科アウトドアイベント

2021年7月19日

コロナ禍で様々な学習活動・校外学習が制限されている中、「自然の中に身を置き五感を使って自然と自分、他者と自分とのつながりを感じる」「デジタル機器から離れた一日を過ごし自分と対話する」「学園の枠を超えて他学年との交流機会を持つ」このような経験をすることを目的に、檜原都民の森および奥多摩渓流でのアウトドアイベントを女子部・男子部で企画し、女子部高等科は7月6日、中等科は7月9日に実施しました。

今回のアウトドアイベントは高等科は4つの、中等科は3つのコースの中から選択して参加する形式で行いました。

檜原都民の森に行き、三頭山の山頂を目指す山コース、檜原都民の森で、三頭大滝の散策や、森林館の見学を行う滝散策コース、奥多摩渓流で沢登りを行う沢登りコース、奥多摩白丸湖(しろまるこ)でSUPを行うSUPコースです。SUPコースのみ高等科対象です。

山コースと滝コースは、6月13日に高等科3年生のリーダーが下見を行い、コース紹介の動画を作成しました。沢登りとSUPの下見は教員が行いました。
実施日まで、高等科、中等科それぞれ、3年生のリーダーを中心に準備を進めました。

【当日の各コースの様子】
山コースは、山岳ガイドの平田さんに山の歩き方や、木々についての解説をしていただきながら、山を登りました。
高等科は、三頭大滝を経由して、ブナの路を通って、三頭山山頂を目指しました。山頂手前の避難小屋近くで昼食をとり、三頭山山頂に到着したのは13時30分ごろでした。曇りでしたが、山頂からは富士山の姿を見ることもできました。今年度も保護者会の皆さんから、差し入れのどら焼きをいただきました。山コースのメンバーは、三頭山の山頂で頂どらを楽しみました。
中等科は、少し歩く距離の短いコースを取り、見晴らし小屋を目指して登りました。途中で景色を眺めたり、沢で水遊びをしたりなど、自然を楽しみながら登りました。

滝・散策コースは、3グループに分かれ、昼食を交代で取りながら、森林館の見学、木材工芸センターにてキーホルダー作り、三頭大滝まで散策を順番に行いました。
森林館では、都民の森周辺で確認できる野鳥や植生の紹介を受け、動物の剥製展示を観ました。学園と同じ東京都にありながら様々な動植物たちが生息していることも知ることができ、興味津々でした。
木材工芸センターでは、檜原村産材のヒノキで作られた10センチ四方程度の板から、好きな形を糸鋸でくり抜く体験をしました。糸鋸はだいぶ久しぶりに使う生徒が多かったようでしたが、ミシンに慣れているからかコツを掴むのが上手く、スタッフの方は女子部生の熱心ぶりに感心しておられました。
三頭大滝までの散策では、セラピーロードをガイドの方とゆっくり歩きながら気持ち良い空気を味わい、シカの被害を受けている日本の山林の実態も観て知ることができました。マタタビの花やギンリョウソウも観賞することができました。三頭大滝は落差35Mの迫力を少し離れた吊橋から観ることができました。

沢登りコースは、11時頃から昼食をとり、説明を受け、ウェットスーツ、ライフジャケット、ヘルメット、沢靴に着替え、沢に出発しました。高等科の実施日には水量が増していたため、下流コースに行くか、上流コースに挑戦するか悩みましたが、生徒のリーダーと相談し上流コースに挑戦しました。
沢登りは3班に分かれて行いました。車で20分ほど移動し、沢登りをする川に行きました。川に向かう車中では生徒同士で自己紹介をしたり、ガイドの方から沢登りの注意事項を伺ったりしました。上流コースは滝が4つありました。一つ目の滝ではロープを使いながら登りました。一つ目の滝が最も難易度が高く、滝つぼまで行くのにも、泳いだり岩にしがみついたりしながらみんな頑張っていました。四つ目の滝では滝をスライダーのように滑り、滝つぼに飛び込みました。沢登りが得意な人が足場のガイドをしたり、手を差し伸べたり、応援したりと、終始支え合いながら和気藹々と行うことができました。自然体験や電子機器と離れるだけではなく、学年を超えた良い交流の時間にもなりました。

SUPコースは、11時半ごろに奥多摩の白丸湖に到着しました。小雨の降る中でしたが、橋の上から絶景を楽しみつつ昼食をとりました。プログラムは約2時間弱でした。ウェットスーツを着用し、湖に降りていくとあまりの広大さに一同やや緊張が走りましたが、ガイドの方たちが非常に気さくで、明るい言葉がけをしてくださったこともあり、湖へ漕ぎ出してからはあっという間に笑いの絶えない時間となりました。
初めてSUPを体験する生徒も多くいましたが、まずは簡単な姿勢から始めて徐々にボードの上に立ち上がり、全員が立って漕ぐことができるようになりました。はじめこそ、湖に落ちたくないという声が上がったものの、慣れていくにつれ、全員が数え切れない回数、楽しく落ちることとなりました。
全員で円を作り湖上のゲームをしたり、学年関係なく助け合ったりして、あっという間に時間が過ぎました。とても楽しかった、学校に帰りたくない、また来たいとの声が多数上がっていました。

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