共生学は、今年度始まった新しい授業です。
この授業では、「平和」「人権」「環境」の３つ視点から様々な社会課題に焦点を当てた講座が開かれ、生徒たちは週替わりで様々な講座を受講します。
講座内では、トピックについて知識を得るだけでなく、ディスカッションを通して様々な意見に触れたり、実際にアクションを起こしたりと、様々な人との協働を通して一人ひとりの生徒が「社会に働きかける人」に育っていきます。
自らの「問い」を深めていき、「自ら学ぶ人」を育てる探求の授業（https://www.jiyu.ac.jp/girls/blog/news/66038）と共に、自由学園独自の特色あるプログラムです。
今回は、その講座の中から、『身近なところから人権を考える』講座を紹介します。
この講座は、国語科の高野が担当し、「多様性理解」をテーマとしています。「映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき』を観ながら考える～主人公に「変身」して性の多様性を捉え直してみよう～」と題して、映画を題材としながら、「変身」という角度から性の多様性について議論しています。講座内では積極的に意見を交わす生徒の姿が見られ、これまでは性の多様性についてあまり意識していなかった生徒も、講座を終える頃には自分なりの考えを持ち始めていました。
共生学では様々な講座が開かれているので、今後も順次紹介していきます。
