中等科3年生の数学では、先日の授業で2次関数について学びました。単元の終わりに、関数を身近に感じる学習を行いました。
2つのグループA,Bがあったときに、Aの要素に対して、Bの要素がただ一つ決まる関係を写像といい、関数は写像の1つです。そこで、身近なところから2つのグループと対応関係の例を考え、それが写像になっているかいないかを考えました。例えば、人というグループと、日付というグループに、誕生日という関係を考えると、人が決まれば、その人の誕生日の日付はただ一つに決まるので、この関係は写像だと考えられる、というように例を考え、物事の関係性を関数的に考えてみるという学びを行いました。
また、2次関数のグラフは放物線と呼ばれる曲線になりますが、世の中にはそのほかにも様々な名前の付いた曲線があり(カテナリー曲線やクロソイド曲線など)、それらが身の回りやアートの中にもあることを学んだあと、曲線を使ってアートを描いてみたり、身近なところで見つけた曲線の写真を撮ってみたりし、それらを共有しました。
同心円と平行線の中に現れる放物線をきれいに塗り分けたり、直線のみを使って曲線を描いてみたり、虹や電線の中に曲線を見つけたりと、様々な曲線を見あいながら、曲線の種類や分類について考える時間となりました。