2日目は、午前に平和記念資料館見学と平和の碑めぐりを行い、午後は森重昭さんのお話を伺いました。
平和記念資料館では、目を覆いたくなるような当時の悲惨な様子を伝える展示に圧倒されつつ、原子爆弾や戦争の恐ろしさを改めて感じました。昨日の大久野島で学んだ加害の歴史と共に、被害の歴史も学ぶことで、それぞれが真剣に考える時間となりました。
その後の平和の碑めぐりでは、3年ぶりに広島友の会の方々に案内をしていただきました。平和記念公園内にある多くの碑、そして原爆ドームを巡り、友の会の方に丁寧に解説していただいたことで、それぞれに込められた思いを学ぶことができました。
午後は、森さんご夫婦のお話を伺いました。自身も被爆者である森重昭さんは、被爆米兵の調査を長年個人で行われている方です。長年米国も認めていなかった原爆投下で死亡した米兵捕虜12人の遺族を探し当て、個人で連絡を取られてきました。その活動を続けて来られた様子や、オバマ大統領が広島を訪れた際に対面されたときのことなど、様々なお話を伺いました。「被害者に国籍はない」という言葉と共に、みな心を打たれていました。
また、夜には広島名物のお好み焼きを食べました。たくさん歩いた1日でしたが、その疲れも吹き飛ぶほどおいしいお好み焼きを堪能し、皆の笑顔が見られた瞬間でした。
夜の集まりでは、「今までは調べるだけだったが、実際に訪れて目にすることで、これまでとは比べ物にならないほどの迫力があった」、「資料館の展示を見るのがつらかった」、「被害者やその家族ははどれだけ辛かったのかと思うと涙が出てきた」などの感想が聞かれました。
3日目の明日も、平和について考える機会がたくさんあります。最終日も充実した時間となることを願っています。
