6才組のお母様の感想/お知らせ - 幼児生活団 幼稚園/東久留米市の私立幼稚園

6才組のお母様の感想/お知らせ - 東久留米市の私立幼稚園【自由学園 幼児生活団 幼稚園】 - 人間の土台を創る一貫教育

お知らせ

6才組のお母様の感想

6才組のお母様の感想

6才組のお母様の感想

・・・・・・・・・入園説明会で、在園父母としてお話下さったOさんのお話です・・・・・・・・

幼児期には知識を教え込むことより、感受性を伸ばすことに重点を置きたいと考えていました。そんな時に「ことりぐみ」と出会い、自然本来の色彩や、音、食べ物の素材の味などを丁寧にこどもたちに体験させてくださる生活団にひかれました。
更に、ちょうどこの頃、自由学園の美術工芸発表会のチラシを頂き、そこに書かれていた創設者の羽仁もと子先生のメッセージを目にしました。それは、ただによい景色や美しい花を見たような時にだけわずかに美を感ずることの出来るような頑な心でなしに、どういうものの中にも秘されている美を見ることが出来るような深い心を培ってやりたいというものでした。この言葉にぐっと引き寄せられ、最初は「ことりぐみ」だけのつもりでしたが、片道1時間をかけての通園を心に決めました。

6才組になった今、子供たちはみんな、入園当時とは比べ物にならないほど、心が大きく成長しています。今日のみなさんと同じように、私が幼児生活団説明会に参加したのは、息子がまだ2歳の時です。その当時、今、ここまで成長した我が子を見据えての幼稚園選びが出来ていたかというと、まったく想像の及んでいなかったことばかりです。
一人目の子育てだったので、成長の段階ごとにぶつかる色々な壁がその都度初めての体験でした。今、子供には何が必要なのか、生活団での日々に導いて頂きつつ模索し、今日に至っているというのが実感です。
生活団の淡々とした、でも丁寧に日々を重ねていくという雰囲気があったからこそ、これを一歩一歩乗り越えてこられたのだと思います。羽仁もと子先生のお考えをベースに、いつも導いてくださる先生方や、同じ目線で励ましあえるクラスのお父様、お母様方の存在に感謝しています。

入園してまず印象的だったことの一つなのですが4才組の最初の参観日の時に、先生から「自分のお子さんだけを見るのではなく、クラス全体がどうなっているかを見るようにしてください」とのご注意がありました。参観や運動会というと、一般には我が子だけをかじりつくように見つめてビデオに収めるというイメージがありますが、生活団ではクラスのお父様、お母様方が、クラスの子供たち全員を本当によく、愛情いっぱいの眼差しで見守ってくださっています。そこにある安心感と心強さは何物にも代え難いものだと思っています。そして、同じ年齢の子供たちを「集団」として見る目が養われてきたことで、我が子の成長も客観的に捉えることができるようになってきました。

幼稚園という集団生活の中だからこその子供たちの心の成長をクラスのお父様、お母様方とこれまで一緒に見守ってきて、お互いの喜びや苦労を分かち合えることは子育てをする上で本当に幸せなことだと思います。二人の息子を相手に日々奮闘するわたしにとって、何よりの励みです。

幼児生活団に通っていると言うと、「大変でしょ」とか「偉いね」と言われることがあります。
6才組は幼稚園の最後の年になるので、何をするにも母たちもつい熱が入ってしまいがちなのは事実です。でも、そんな中、つい先日、クラスの先生が丁寧に「生活」をすることがここではまず大切なので、何をするにあたっても、そこが揺らいでしまっては本末転倒になってしまいます。子供の日々の成長を見落とさないであげてください、とお話しくださいました。

学年ごとに人数も違い、その中で働いているお母様の割合や、下に小さいお子さんのいる方の数など、それぞれ事情も違うので、先生方も学年ごとに、どこまで何ができるかを考えながら進めてくださっています。卒園生のお話を聞かれて「あんなこともしないといけない」「こんなこともあったらしい」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、父母の関わり方も毎年どんどん前年の体験を踏まえて変わっていっているので、ご心配に思われることは直接、先生方に具体的にご質問なさると良いと思います。

生活団ではお昼のお食事が出るので月に1、2回母にもそのお食事作りのためのお当番がまわってきます。子供たちの嬉々としたお昼の様子を垣間見ることのできる楽しい機会また、このお食事のお陰で毎朝のお弁当作りがないので、我が家の場合はこの距離でも通園が可能であり、ありがたく思っています。であり、母同士が交流を深められるチャンスでもあります。

生活団に入園して気づいたもう一つは、子供の自主性を育てるというのはとにかく時間のかかる、「ひたすら待つ」という姿勢を強いられるものだということで着替えでも、朝のお支度でも、大人が手伝って良ければほんの5分とかからないことを、子供に任せ、気づかせ、生活団の励み表に取り組めるような生活環境を作るのは確かに「とてもとても大変」で私にとってはまるで修行のようで日々でした。
ただ、これは決して省いてはいけない過程なのだということを6才組になってようやく実感できるようになりました。子供の心は、電子レンジでチンするようには決して育てられないと知りました。「自分のことは自分でする。自分で物事を考える」という姿勢が、これまでの試行錯誤の2年間の積み重ねから、6才組の子供たちに備わってきていると感じます。もう、入園当初の姿が思い出せないほど大きく成長した子供たちを見ていると、急がば回れとはこのことだなと思います。

こうした意味では生活団は大変ですが、意味のある、かけがえのない大変さだと思っています。この大変さを負担に思うのではなく、楽しむことができたら、幼児生活団での3年間はきっと頑張る子供たちの日々を通して、家族も一緒にひとまわり成長できる時なのではと思います。
2016年6月6日

 

 

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