自由学園2014体操会

タイトル

自由学園体操会について

自由学園では、幼児生活団(幼稚園)から最高学部(大学部)までの全員が参加して、毎年秋に「体操会」を催しています。 年齢に応じたデンマーク体操、メイポールダンス、リレー、組立等をキャンパスの中心にある大芝生で披露します。会の運営・準備も生徒が行い、 よりよい体操会を目指して生徒同士が励み、協力して行う行事です。体操を通じて自由学園の教育を発表します。どうぞご覧下さい。

自由学園ではなぜ全員が体操をするのか

創立者羽仁吉一・もと子は、将来社会に役立つ人間となるためには、健康的でバランスの取れた心身の発育が望ましいと考え、創立当初から体操で身体をきたえることも大切にしていました。体操を特別なものと捉えず、人が生活していく上で、よく動ける身体を作るために必要なことと考えたのです。「体操会は体操が嫌いな人のためにあるのだよ。」と羽仁吉一は言いました。自由学園の体操会では好きな人、得意な人だけが体操をするのでなく、全員が参加することが大きな特徴です。

自由学園とデンマーク体操

自由学園では、創立後間もなくデンマーク体操を取り入れています。ニルス・ブック氏率いるデンマークのオレロップ国民高等体操学校の体操チームが、初めて自由学園(現在の自由学園明日館)で演技発表をしたのは1931年。以後現在に到るまで、自由学園とオレロップ体操学校との交流は続いています。

デンマーク体操は力強さと、柔軟性、巧緻性、リズムを大事にし、若者に健康的でバランスのとれた身体と品性が備わることを目的としています。当初は学園にデンマークより指導者を迎えました。その後は、オレロップ体操学校に留学した代々の自由学園卒業生や体操指導者が指導しています。また、2003年からは毎年2学期に、オレロップ体操学校の若い卒業生2名がデンマークから来日して、体操会に向けて教師と共に指導に当たっており、生徒も良い刺激を受けています。デンマーク体操を取り入れてる学校はありますが、自由学園はデンマーク体操を一貫教育の全ての段階を通じで、日常的に行っていることが特徴といえます。

これまで、デンマークの様々な体操チームが自由学園を訪れて演技発表をしてきました。近年では、2011年2月にデンマークのナショナルチームが来日した折に、自由学園にてパフォーマンスを披露し、一般の方にもご覧いただきました。また2012年には、日本体操学会が自由学園を会場に開かれ、プログラムの一部として自由学園体操会を参観されました。

今年度もデンマークから2名の指導者をお迎えしています。

*指導者のコメント*
ベストを尽くしてほしい。
新しい挑戦もあると思うけれど、お互いに助け合いながらやっていきましょう。
私たちにとっても新たな学びがあることを楽しみにしています。
生徒、学生が自分達に出来る精一杯のことをして、お客様が楽しんで下さったら嬉しいです。
大芝生にお客様が沢山いらして皆が体操をするのがとても楽しみです。

↑ PAGE TOP