自由学園体操会について
自由学園では、幼児生活団（幼稚園）から最高学部（大学部）までの全員が参加して、毎年秋に「体操会」を催しています。 年齢に応じたデンマーク体操、メイポールダンス、リレー、組立等をキャンパスの中心にある大芝生で披露します。会の運営・準備も生徒が行い、 よりよい体操会を目指して生徒同士が励み、協力して行う行事です。体操を通じて自由学園の教育を発表します。どうぞご覧下さい。
2015年世界体操祭参加
今年7月12日～18日にフィンランドの首都ヘルシンキにて開催される第15回世界体操祭に、自由学園最高学部男女学生の有志15名によるチームが初参加し、デンマーク体操の演技発表をしました。
【グループ名】 "JIYU GAKUEN"
【ショーのタイトル】 "A Letter from JIYU" 「自由学園の手紙」
世界体操祭 "World Gymnaestrada" は、国際体操連盟が主催する国際的な行事の中で、50ヶ国、約21,000名が参加する最大規模のイベントで、4年に1度開かれます。競争を目的としない一般体操の世界大会としては世界最大の大会です。
日本からの参加は18チーム。参加は（公財）日本体操協会／一般体操委員会の選考により認められるもので、自由学園は、日本体操祭に1999年より出場しており、望ましい発表実績を持っている団体であることなど、選考条件を満たしていることからチャンスを得て、今回の出場が決まりました。
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・読売新聞に掲載「自由学園 世界体操祭へ」
・「世界体操祭」に最高学部（大学部）の有志チームが初参加し演技発表
オレロップ体育アカデミーからのメッセージ
Flyer Date(PDF)
The Elite team from "Gymnastikhøjskolen i Ollerup" will be
オレロップ体育アカデミーのエリートチームは、
touring Japan with the show "HOME", where modern
優雅さや力強さ情熱などを表現した、モダン体操・タンブリング・ダンス・
gymnastics, tumbling, dancing, acrobatics and trampoline will
アクロバチック・トランポリンなどの演技を含む "HOME" というショーをたずさえて、
be performed with elegance, power and passion.
日本ツアーにでかけます。
We are looking forward to give some insight into modern
私たちは現代のデンマーク体操と、"オレロップ体育アカデミー" へのいくつかの見識を
danish gymnastics and "Gymnastikhøjskolen i Ollerup"
お見せするのを楽しみにしています。
自由学園とデンマーク体操
自由学園では、創立後間もなくデンマーク体操を取り入れています。ニルス・ブック氏率いるデンマークのオレロップ国民高等体操学校の体操チームが、初めて自由学園（現在の自由学園明日館）で演技発表をしたのは1931年。以後現在に到るまで、自由学園とオレロップ体操学校との交流は続いています。
本年度はこの体操チームのエリートチームが来日し、午前と午後に演技発表を行ないます。
デンマーク体操は力強さと、柔軟性、巧緻性、リズムを大事にし、若者に健康的でバランスのとれた身体と品性が備わることを目的としています。当初は学園にデンマークより指導者を迎えました。その後は、オレロップ体操学校に留学した代々の自由学園卒業生や体操指導者が指導しています。また、2003年からは毎年2学期に、オレロップ体操学校の若い卒業生2名がデンマークから来日して、体操会に向けて教師と共に指導に当たっており、生徒も良い刺激を受けています。デンマーク体操を取り入れてる学校はありますが、自由学園はデンマーク体操を一貫教育の全ての段階を通じで、日常的に行っていることが特徴といえます。
自由学園ではなぜ全員が体操をするのか
創立者羽仁吉一・もと子は、将来社会に役立つ人間となるためには、健康的でバランスの取れた心身の発育が望ましいと考え、創立当初から体操で身体をきたえることも大切にしていました。体操を特別なものと捉えず、人が生活していく上で、よく動ける身体を作るために必要なことと考えたのです。「体操会は体操が嫌いな人のためにあるのだよ。」と羽仁吉一は言いました。自由学園の体操会では好きな人、得意な人だけが体操をするのでなく、全員が参加することが大きな特徴です。