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男子部の産業グループ(中等科3年生)のひとつ「養魚」が熱く燃えています。 もう本物の魚屋さんです。
2月11日休日を使って、奥多摩まで新品種の三倍体ヤマメを仕入れに行きました。前日の夜、東大和駅で待ち合わせをし、漁業組合の理事長さんの目の前の旅館の駐車場に乗り付けました。わたし(57歳)はこの旅館に宿泊、生徒たちはトラックの荷台で野宿です。一応旅館の女将にそのことを伝えると目を丸くして
「凍え死んじゃいますよ」
「そのための準備をしているから、大丈夫です」
と言って、私だけ皇太子も泊まったという「三河や」にチェックインしました。
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翌朝、奥多摩養魚場に活魚輸送大作戦の仕掛けを積んだトラックを乗り付けました。7000リットル入り酸素ボンベ、減圧弁、あぶく発生ストーン装置の細いホースとガス管ホースのジョイントの工夫は見事です。500リットルの地下水も昨日からタンクに入っています。 |
これが酸素ボンベ
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待ち構えて用意してくれていたおじさんが早速ヤマメをバケツに汲み取ってどんどん
運んでくれます。
池の周りは厳重に消毒されていて、立ち入り禁止です。
300匹(90〜140グラム、20センチくらい)プラスおまけをもらって、支払いを済ませ、一路帰途に着きました。
このうち270匹は2月14日(バレンタインデー)の男子部の昼食に出されます。
残りは男子部の養魚池で育て、もっと大きくして売りに出します。
1匹も死亡することなく、運ぶことができました。酸素ボンベは偉大です。
ところが、この魚屋さんたち、初めて扱うこの100%の酸素と、空気を送り込むエアポンプの違いに気がついていませんでした。小さい養魚池に放った後、酸素ボンベは取り外し、電気でエアポンプを働かせてよしとしたのです。高い酸素を節約するつもりだったのでしょう。酸欠で死亡する岩魚が続出しました。
続きはまたのお楽しみ。
(2002/02/20追加)
2月14日男子部の昼食にヤマメが1人1匹ずつだされました。
このヤマメは奥多摩の氷川漁業組合が開発した3倍体ヤマメで、生殖作用をしないので、大きくもなりやすいし、年中味がよいと言う優れものです。
これを去年の秋から、男子部の養魚池で飼育しています。今までも時々売りに出していましたが、味がよいととても評判がよかったです。
それで、これをぜひ全校の生徒にも食べてもらいたいと、食糧部に売り込んだところ、その味を知っている食糧部の先生も乗り気で、検討してくださいました。
問題点もいくつかあります。
1. 高い。原価180円で仕入れているので、産業グループとしては250円は欲しいところですが、食糧部予算ではとても無理。200円で妥協しました。
2. 調理するお母さんたちが魚をさばくのを嫌がる。慣れていない。
3. 新鮮なヤマメは丸ごと塩焼きが一番ですが、おいしい内臓を捨てなければならない。
理由は団体食の決まりとして、肉の内部は70度まで上げなければならないからです。内蔵が70度になるまで焼くと肉は焼けすぎてしまうのだそうです。仕方なしに内臓は捨てることになりました。魚屋さんたちはそれを塩辛にしたいと言いましたが、生物を大量に売りに出すのはだめと言われました。
と言うような経過をへて、ヤマメ270匹が13日昼過ぎ、男子部台所冷蔵庫に向かって出荷されました。
管理栄養士の深川さんは、普段あまり使わない出刃包丁を取り出してきて、包丁とぎに余念がありません。
ヤマメたちは12日に酸欠で死亡したものと、13日に氷付けにされて凍え死んだものがあわせて出されました。
調理の段階で、肉がやわらかすぎてだめを出されたのが5,6匹ありましたが、あとはぴんぴんに死後硬直したものばかりで、深川さんも大感激していました。
食事が始まるとすぐ、魚屋さんたちが、全員前に出て、ヤマメの話をしました。私は残念ながら、遅れて食堂に入ったので、彼らがどんな話をしたか分かりません。
私が入るや否や、私にも話せと言うので、絶対重複しないように「今年、男子部養魚はビッグバンを起こした。しかしそのためには今の4年生が作った池の屋根とマイクロバブルが必要であった。インフレーション理論なんだ」
というようなことを言いました。ついでに「どうか残さないで骨も頭も全部食べろ」と言いました。
ついで辻村先生が出てきて、マイクロバブルを開発し、養魚池のために特別設計してくれた大成先生の出演したテレビ番組を紹介しました。
みな異口同音においしいと言って食べてくれました。頭まで食べろと言った私ですが、焦げ目がつかない頭はちょっと食べづらく残してしまいました。あとで一人の生徒が「頭も食べたけどおいしくなかった」言いにきました。「そんなんだ。焦げ目がつくくらい焼けていると、おいしいんだけど。僕も食べなかったよ」と言ったら、ちょっと怒っててたかな。
まだ、池には100匹くらい残っていますから、食したい人は来てください。1匹90〜140グラム、身長20センチくらいですが、250円〜300円はいただきたいです。
(男子部教師:吉良公宏)
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