中・高・学部で南極の話を聴く
  update 2001/10/30  女子部・男子部・最高学部

渡邉研太郎先生
ご講演は渡邉研太郎先生

 10月9日(火)に、男子部・女子部中等科以上の生徒・最高学部生対象に、渡邉研太郎先生(文部科学省国立極地研究所)から「南極の環境と生き物たち」というテーマで、南極地域についての特別講演をしていただきました。渡邉先生は、第41次南極地域観測隊、越冬隊長(1999年11月〜2001年3月)を務められました。
 お話では、南極はどういう場所か、南極に住む生き物たちの生態、越冬隊員の生活について、氷床、ペンギン、アイス・アルジ、昭和基地の様子などの素晴らしい写真を見せていただきながら、わかりやすく説明していただきました。生徒達にとって、貴重な勉強となりました。
 詳しくは、学園新聞に掲載予定です。

 生徒の感想より。
「南極は人にとってあまり関係のない所だと思っていました。でも、それはまったく違って、大切な所だというのがよくわかりました。オゾンホールの発見、オーロラ、南極大陸の雪からできた氷で昔のことがわかったりと、すごい所だったのかと、びっくりしました。それから、生物の仕組を研究するのは、とても面白そうだと思いました。植物・動物は、支え合って生きていることに、改めて気付くことができました。このことは、普段生活している時にも感じられることだなと思い、南極でも、日本でも、世界のどこかでも、同じだと思いました」(中2女子)

「今までは、南極ではそう簡単に生活できないと思っていましたが、基地では長い間生活できると知り、興味をもちました。また、海の中にも生物が沢山いるのに驚きました。厳しい環境だから、ペンギンやアザラシくらいしかいないと思っていましたが、そうでもないんだということを知りました。機会があれば私も南極で調査などをしたいです」(中3女子)

「南極と聞くと思い浮かぶのは、ペンギンやアザラシが生活しているところ、というくらいしかなかったので、南極大陸にある基地というのはいったい何をしているところなのだろうと思っていました。お話を聞いて、実は基地ではたくさんの観測が行われていて、隊員たちの中には今も南極で生活している人もいるのだということを初めて知りました。マイナス何十度という気温の場所には行ったことがないので、どんな状態なのかはわかりませんが、きっとそんなところでの観測は大変なんだろうなと思いました。けれど、スライドでの隊員の人たちの生活の様子はとても楽しそうに見えました。南極大陸に2種類だけある花の咲く植物というのはどんな植物なのか、また調べてみたいと思います。暗いところで取ったメモをまとめてみると、なんだかメモの取り方がメチャクチャで、あいまいなところもずいぶんあるなと思いました。そんなあいまいになってしまっているところはもう一度きちんと調べたいと思います。」(高2女子)

「南極=氷と野生動物の世界というイメージが強く、あまり考えたことがなくて、ただきれいな場所として考えていることがありました。最近になってニュースなどで南極の厚い氷から古代の気候などもわかる、と知って興味を持ちました。分かりやすかったし、興味もあったので、有意義な時間となりました。大半を雪や氷に閉ざされ、厳しい気候にあるのにもかかわらず、そこで懸命に生きる動物は、自然と共存できるように様々な工夫をしているし、厳しい環境でも自然はめぐる食物連鎖に支えられているのに驚きました。南極は誰のものでもないと同時に、誰もが守っていくべき所です。壊れやすい自然を大切にしながら調査してほしいと思い、私も関心をもって見ていきたいと思いました。大切な体験になったと思います」(高3女子)