学部1年女子に「成人女性としてのマナー」のお話
  update 2001/11/02  最高学部

楠川さん
講演を熱心に聴く学生

10月25日(木)1時限目に、最高学部2年課程1年の特別講義として、女子部31回生の楠川寛子さんが「成人女性としてのマナー」のお話をして下さいました。

楠川さんは学部卒業2回生ということで、昔の学部の様子などを話してくださりました。私がとても印象だったのは「気働き」ということでした。昔は「羽仁先生係り」という係りがあって、創立者であられる羽仁吉一、もと子先生の身の周りのお世話して、そこからいろいろ学んだそうです。その中で、ある日食事後のミスタ羽仁(吉一先生)は自分の履いていたスリッパをどこかに飛ばしてしまったらしく、足をもぞもぞとしてスリッパを捜しておられたそうです。それを見た、羽仁先生係りの人はそのスリッパを探してミスタ羽仁のところに持っていくとミスタ羽仁は「よく気がきくね、ありがとう。」とおっしゃったそうです。その後その人が、ミスタ羽仁に褒められとても嬉しく思って二階に上がるとミセス羽仁(もと子先生)が「あなた、窓を開けてちょうだい」とおっしゃられ窓を開けたら、風がふいていたのでミセス羽仁が寒いかと思われミセス羽仁に肩掛けをかけると「おせっかいするんじゃないよ、私はただ窓を開けてくれと頼んだだけだ。」とおっしゃったそうです。その人はさっきは褒められて今はおせっかいだといわれて参ってしまったそうです。しかしそれから、おせっかいではなく気をつかった働きが出来るようになったそうです。この気働きは、社会の中ではあまり気づかれないことだけれど、これは身に付けておかなければならないことだと楠川さんはおしゃっていました。

お話の中で私はとてもしてみたいことに出会いました。それは「自叙伝」を書くということでした。今までの自分の記録、日記とは違い自分がどうやって生まれたのか、どのように昔は感じていたか、それを書いていくこと。私はこれを聞いた時、とても書きたいという思いに駆られました。来年、成人を迎える私たちが10代のうちに何かしておかなくてはいけないことは絶対あるはずで、その「何か」はこの自叙伝を書くことのよってなんだか見つかる気がしました。自分を本気で見つけること、見つめること、それを感じられたお話でした。

(文:最高学部1年 津坂 恵)