「新年礼拝」
  update 2004/01/08  初等部・女子部・男子部・最高学部

新年礼拝
創立者羽仁吉一先生の直筆

新年礼拝
お話をされる羽仁翹学園長

毎年元旦の朝10時から自由学園では新年礼拝が行われる。登校日ではないが、在校生は初等部の生徒から学部の学生まで、それに在校生父母、卒業生とその父母、教職員が出席し、自由学園に連なる大家族が一堂に会して礼拝を行う。

今年も良いお天気に恵まれ、多くの方々とともに、羽仁翹学園長の司会で礼拝が行われた。(羽仁翹先生が新年礼拝でお話されるのは今年で19回目となる)

年頭に当たり、新しい年に自由学園が進むべき道はどこにあるかということを中心にお話をされた。

はじめに、詩篇35編の中から「平和」と訳されているシャロームという言葉の持つ意味について話され、私達の使命は平和(「安らかさ」や「人と人の間のよい関係」を含んだ広い意味をもつ)を作り出すものになるということであると話された。

続いて、羽仁吉一先生が『自由人をつくる』の中で書いておられるように、昭和12年頃の「自由学園の黄金時代」は、一方では軍国主義に、また一方にはマルクス主義があって、自由学園はその両方からの攻撃を受けて緊張の中を歩んだ時代であった。それでは、今の自由学園は社会との間に緊張関係が存在するのか。私達がキリストに対する信仰を元として「よいことは必ずできる」という価値観を持ち、また世間とは異なる自由、即ちイエスキリストによる自由を目指して歩むがために、世間に対して緊張関係をもたざるをえないと話された。

最後にヨハネによる福音書8章31節以下から取られた校名の「自由」について話された。羽にもと子先生が書かれた「靴をそろえて脱ぐ自由」の文章を引用されて、私達のめざす自由とは、「イエス様に喜んでいただける人になること」である。イエスに学び、イエスのみ跡に従って、他者の為に力を出せる人になりましょう。そこにこそ新しい自由学園の黄金時代が到来するでしょうと結ばれた。

礼拝終了後、出席者のひとりひとりが学園長と新年の挨拶をかわした。

(男子部教師 鈴木康平)