男子部「サイエンス・パートナーシップ・プログラム報告会」
  update 2004/01/21  男子部

サイエンス・パートナーシップ・プログラム報告会
発表する男子部生徒

サイエンス・パートナーシップ・プログラム報告会
発表のためパソコンを操作する生徒

サイエンス・パートナーシップ・プログラム報告会
報告会でのディスカッションの様子

1月17日(土)午後3時から国際基督教大学において、夏に行われた「サイエンス・パートナーシップ・プログラム報告会」が開かれた。

サイエンス・パートナーシップ・プログラムは文部科学省がすすめている理科教育を活性化させるためのプログラムの1つで、昨夏に男子部高等科は国際基督教大学物理教室と連携して、8月29日と9月4日の2日間国際基督教大学の実験室で「走査型電子顕微鏡による観察」と「DNAの放射線損傷の電気泳動法による解析」の実験をさせていただいた。

今回行われた報告会は、このプログラムのまとめを行う目的で開かれた。 男子部からは夏の実験に参加した生徒の中から高等科3年生4名と高等科2年生3名が報告会に参加して、発表を行った。この会には文部科学省の担当官、理学科の先生方、大学院生など多くの方が出席された。

報告会ははじめに国際基督教大学の森本光生理学科長のご挨拶で始まり、続いて生徒の報告を行った。今年度国際基督教大学と連携して実験を行った晃華学園高校、自由学園、ICU高校の3校が20分ずつ発表をした。

自由学園の発表の内容は次のとおり。
1.走査型電子顕微鏡による観察
(1)電子顕微鏡で見たものの写真の紹介:昆虫の足と眼、ダイヤモンドとシャープペンシルの芯
(2)「昆虫の複眼が六角形の個眼でできているのはなぜか」
(3)「ダイヤモンドとシャープペンシルの芯は同素体(両方とも炭素からできている)であるのに硬さがなぜこんなに違うのか」

2.DNAの放射線損傷の電気泳動法による解析
(1)ビタミンCを加えた場合のDNAの放射線損傷の実験結果
(2)ヨウ化カリウムを加えた場合のDNAの放射線損傷の実験結果
(3)「ビタミンCを加えると損傷が抑えられるのはなぜか」

生徒の報告に続いて、北原和夫教授の司会でディスカッションが行われた。 ディスカッションの中では、走査型電子顕微鏡以外にミクロの世界を探る方法として、走査トンネル型顕微鏡(STM)や電界イオン顕微鏡(FIM)の説明があった。また自由学園の報告については「ダイヤモンドとシャープペンシルの芯の硬さの違いは分かるが、ダイヤモンドが透き通っているのに、鉛筆の芯が黒いのはどのようにして説明されるのか」という疑問が出され、それについていろいろな先生から意見が出された。

終わりに、次年度もこのプログラムを継続していくことが確認されて、5時すぎに会が閉じられた。

(男子部教師 鈴木康平)



男子部「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(1)」
男子部「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(2)」