男子部「夏休みに那須農場の竹林整理と炭焼き」
  update 2003/09/29  男子部

冬休み春休みに引き続き、夏休みも男子部高等科2年生9名が、7月117日〜8月30日までの夏休み期間中、それぞれ都合のつく限り那須農場に滞在し、竹林整理を中心に炭焼きやなどを行った。長い者は1ヶ月以上農場に滞在し、友の会、農場主催キャンプにも参加した。友の会主催キャンプでは、小学生の参加者に炭焼きを体験してもらい、出来上がった炭を持ち帰ってもらった。

友の会キャンプでの炭焼き体験の様子
竹林整理と炭焼き
協力して竹を切る
竹林整理と炭焼き
窯に竹を詰める
竹林整理と炭焼き
炭を袋に詰めて持ち帰る



那須農場には10ha以上の竹林があるが、これらはまったく手入れがされておらず、竹が過密化し、日光が差し込まなくなっている。高等科2年生の炭焼きグループは昨年の11月から、農場の竹を切り出し炭を焼いているが、この際竹を計画的に切り出し、竹林を整理しようということで、冬休みから農場東側の孟宗竹林の整理に着手した。

竹の切り出し経過
竹林整理と炭焼き
(1)道路整備前(11月)
竹林整理と炭焼き
(2)整備着手(12月)
竹林整理と炭焼き
(3)現在(9月)



まず竹林内に車の入れる管理用道路を作ることから始めた。地図上で放牧地側から竹林の奥へ向かって、幅7.5m、長さ60mの道路計画を立て、竹林に水糸を引き、これに沿って道路計画上の竹を伐採した。伐採した竹は、400本近くになり、これらの竹はホイールローダーを使って炭焼き窯の近くまで運び、枝葉を落として、窯のサイズに合わせて細かく切り、炭材として保管した。次に車が入れるように路面の整備をした。この作業で問題となっているのは竹の切り株だ。車が入るためにはこの切り株を取り除かなければならないが、根元をパイプソーで切るのは大変な作業であり、400本近い切り株を除くのは困難な状況だ。現在、車が入れるよう整備できたのは竹林入口から15m程で、竹の根を切り、入口の土手を崩し、平らにならしてから、蛇尾川の川砂と小砂利をまいた。この切り株をどのように除去するかは今後の課題だ。このほか竹林内には枯れた竹の幹や枝が散乱し、足場を悪くしているため、ダンプやトレーラーを竹林の中に入れ、これに竹ゴミを積み、運び出して、集積したあと焼却した。2トン積みダンプ約20台分を排出した。

竹林整理の流れ
竹林整理と炭焼き
(1)地図上で計画する
竹林整理と炭焼き
(2)水糸を引く
竹林整理と炭焼き
(3)竹を切り倒す
竹林整理と炭焼き
(4)引きずり出す
竹林整理と炭焼き
(5)窯の近くまで運ぶ
竹林整理と炭焼き
(6)枝を落とす
竹林整理と炭焼き
(7)細かく切り保管する


路面の整備
竹林整理と炭焼き
(1)竹の根を切る
竹林整理と炭焼き
(2)土手を崩し整地
竹林整理と炭焼き
(3)蛇尾川で砂を採る
竹林整理と炭焼き
(4)砂を入れ路面完成


竹ゴミの排出
竹林整理と炭焼き
(1)トレーラーに乗せる
竹林整理と炭焼き
(2)捨てる
竹林整理と炭焼き
(3)焼却
竹林整理と炭焼き
(4)竹林内のゴミの状況



7月18日には、栃木県黒羽町の株式会社サーマルで開かれた消煙式炭化装置の実演会を見学した。ここで展示されていた窯は、一機150万〜400万円といった工業炉で、本格的な産業としての炭焼きというものを見ることができた。

竹林整理と炭焼き
説明をしていただく
竹林整理と炭焼き
消煙式炭化装置
竹林整理と炭焼き
回転式連続炭化装置


この夏休みは、多くの友と那須農場で共に働き、生活し、多くのものを得ることができた。雨の影響で予定していた作業が進まなかったところもあるが、これからも那須農場に行き、この活動を継続して、良い炭、美しい竹林を造り上げていきたい。また夏休みの終りからは、男子部高等科1年生の労働で竹林の整理をしてもらうための準備も行った。那須農場の竹林整理と炭焼きも、男子部の他学年の人にも興味をもってもらい、引き継いでいけたらと思っている。

(文と写真:男子部高等科2年生)



男子部「友の会大会で炭焼きの報告」