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サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)の一環として行われる国際基督教大学(ICU)での教育連携講座の第2回は、9月4日(木)(10時〜17時)に行われた。前回に引き続き今回もICU理学館で実験を行い、高等科2・3年の生徒10名が参加した。
テーマは「DNA 放射線損傷の電気泳動法による解析」。
午前中は、はじめに高倉かほる教授から「放射線と生物」の講義をしていただき、それに続いて大学院生に教えていただきながら放射線によるDNAの損傷を調べる実験を行った。
〈実験内容〉
大腸菌からとられるプラスミドDNAに放射線を照射する。放射線源としてはX線を用い、0、15、30、45キロレントゲンの4通りの照射を行う。通常ねじれ構造をしているプラスミド DNA(Form I)が、放射線を照射されることで損傷を受け、何箇所か切断を受けた環状構造(Form II)や直線状構造(Form III)になる。
DNA は「電気泳動法」を利用してゼリー状物質の中で Form I 〜 III の3種類に分離することができる。紫外線を当てると発光する性質を持つ物質を分離した DNA に結合させ、暗室内で紫外線を当ててそれぞれの DNA からの発光をカメラで撮影する。分離したそれぞれの DNA からの光の量をパソコンで解析することにより、DNA がどの程度損傷を受けたか定量的に調べることができる。
今回は、DNA にビタミン C やヨウ化カリウムを加えた試料についても調べた。その結果、ビタミン C は DNA を損傷から保護するとされている効果が見られた。
大学院の方々に一つ一つ教えていただきながら実験を進める過程で、生徒たちの実験内容への理解が深まっていくことを感じた。一日御指導下さった高倉研究室の方々に感謝いたします。

電気泳動の説明を聞く
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電気泳動装置に DNA 試料を入れる1
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電気泳動装置に DNA 試料を入れる2
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染色パターンに紫外線を当てて観察
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データーの解析の説明
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データーの解析をする
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↑ ↑ ↑ ↑
照射量 0 15 30 45
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← Form II
← Form III
← Form I
(照射量を増やすとForm I が減少、Form II が増加、Form III も僅かながらもできてくることから、放射線損傷が進むことがわかる。)
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(男子部教師 山縣 基)
文部科学省「科学技術・理科大好きプラン」「SPP」
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