男子部「高等科2年 名栗での植林労働」
  update 2003/11/11  男子部

名栗での植林労働
宿泊施設(通称「名栗小屋」)

名栗での植林労働
夕食の様子

名栗での植林労働
夜のミーティング

男子部では高等科2年生が春と秋の年2回、埼玉県名栗村にある学校林で植林労働を行っています。 今秋も、クラスを前期20人、後期19人の2つに分け、10月21日(火)と翌週28日から、それぞれ3泊4日名栗の植林地で生活をしました。


名栗での生活は、朝6時に起床し、8時から12時まで午前の労働、13時から16時まで午後の労働、夜は発電機の灯りで、リーダー司会の礼拝、読書、ミーティングをし、20時には就寝するというものでした。小屋には、ガス、水道などは通っておらず、飲料水は沢の水を引き、朝昼晩の食事は当番を決めて、竈(かまど)で炊事をしました。朝晩はとても冷え込み、各自厚着をして寝袋に入り、寝袋の下にダンボールやマットを敷くなど工夫して休みました。



現在建設中の学部新校舎食堂の床に、名栗の学校林の檜材を一部使うということで、後期はそのための檜の伐り出し、運材を行いました。今回伐り出す檜は、人力で運び出すため、運びおろすところより高いところの樹齢53年(直径15〜25cm)のものでした。まず山本先生がチェーンソーで木を切りました。しかし他の木と絡み合い、なかなか倒れない木が多くあり、木にロープをかけたりして倒しました。倒した木は、のこぎりで枝を落とし3m20cmずつ玉伐りにし、林内から登山道に運び出し、2〜4人で200mほどの登山道を一人10往復以上往来し、運材をしました。

名栗での植林労働
丸太を切る山本先生
名栗での植林労働
枝を落とし搬出
名栗での植林労働
登山道まで運ぶ
名栗での植林労働
登山道を集積所まで運材する




前期の10月24日(金)には、自由学園の初等部2年生が名栗の植林地を訪れ、その際に私たちも見学のお手伝いをしました。後期の10月30日(木)には、地元名栗村の小学3年生に「林業」を知り、体験してもらおうという企画があり、男子部生徒19人が村立名栗小学校へ行きました。朝10時に小学校の校庭で挨拶をし、小学校の裏山を越えて、男子部16回生で名栗村教育委員長の岡部さんの山へ行きました。ここで、男子部19回生で名栗村村長の柏木さんから「今日は自由学園のお兄さんと一緒に名栗の森に親しんでください」と挨拶があり、山本先生から「林業とは」というお話と林業で使う道具の説明があり、その後実際に杉と檜を伐り倒し、それぞれの違いを見ることなどをしました。その後、男子部生がマンツーマンで小学生にいろいろな道具の使い方を約1時間一緒に体験する時間をもちました。お昼には小学校に戻り、一緒に給食をいただき、再び学校の植林地へと戻りました。それぞれ小学生とふれあい、いろいろなものを感じることができ、社会にもよい働きができたと思います。

名栗での植林労働
校庭で名栗小学生と挨拶
名栗での植林労働
山本先生による林業の説明
名栗での植林労働
のこぎりで木を切る小学生
名栗での植林労働
林業用ノギスで木の太さを計る
名栗での植林労働
小学生と一緒に給食を頂く
名栗での植林労働
記念撮影
名栗での植林労働
再び植林地に戻る


また、前期は初日に、後期は最終日に、名栗湖で、1・2学期に美術で製作したカヌーの試乗もしました。

この4日間、都会での生活を離れ、名栗というある意味不自由な環境で、それぞれ多くのものを感じ、よい汗を流すことができました。

(文と写真:高等科2年 吉川慎平)