「中等科2年生・アクアリウム」
  update 2004/05/21  男子部

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生・アクアリウム

中等科2年生は国語の時間に、動物行動学者コンラート・ローレンツの書いた「アクアリウム」(『ソロモンの指環』より)という文章を読みました。「アクアリウム」とは、ここでは「魚などを飼う水槽」のことです。ローレンツは、自分の好むアクアリウムは数本の水草と小さな魚などの生き物からなる自然で素朴なものであり、「そこには動植物の共同生活がある」「アクアリウムは一つの世界である」「アクアリウムの魅力はこの小さな世界が自活し、独自の世界を発展させてゆくところにある」「人工的なアクアリウムは単なる檻だ」と述べています。この文章は、アクアリウムの作り方や仕組みなどを解説した科学的な説明文ですが、ローレンツの自然への深い思いを読み取ることができる内容も含んでいます。

本文を読み進めると同時に、皆で落合川や学園内の池に行き、実際にアクアリウムを作りました。

(生徒の感想より)
アクアリウムを作ってみて、とても楽しく、もう一回したいと思った。ローレンツの文章からは、魚の気持ちを学んでほしいという思いも読み取れた。こういう勉強もあるんだなあと思った。(TN)

アクアリウムを作って、いつもまったく見ないミジンコのような生物を目の前で見ていると、時間を忘れ、いつの間にかその生物しか目に入らなくなってしまっていた。そしてずっと見ているうちにその生物の足、目、口などの動きなどから、そいつが何を食べようとしているかがすべてわかるようになる。今後も小さな生き物を飼ってみたい。(TS)

お金をかけて人工的にやれば、確かに便利で「美しい」アクアリウムは作れると思う。だがそれは違うのだとこの文を読んで学んだ。本当の美しさというのは、魚たち生き物が独自の世界を発展させていき、生物が協力していくところにあると思う。自然から学ぶことは、書物から得たものより複雑だ。図鑑などで見れば、ある程度、基本の知識はつくと思う。だが魚たちが独自の世界をどのようにして発展させてゆくかは、自然からしか学べない。僕は自然から学び得るもののほうが重いと思う。(HT)

子供のころに外で遊んだり泥水を飲んでしまったりしたそういう体験が、人が生きていく人生の中で、その人の性格や知識に大きく影響していると思います。自然に触れることも大事で、勉強することも大事。これこそ平衡を保つことが大切なのではないでしょうか。  アクアリウムを作るために川に行ってまず感じたことは、自分が魚を捕まえるのが下手になったということでした。また、川にも大きい魚がいなかったしポイントがなくなっていて大変でした。環境のことについても考えたいと思いました。(SO)

人間は他の生物や植物にどれだけ助けられているかが身にしみるほどわかりました。 ローレンツのユニークさはとてもすごいです。ローレンツは惜しみなく努力を続けている人であると思いました。真実の中からものを見つけていく素晴らしさを、僕たちに伝えてくれました。また、人と動物のふれあいを身近にしてくれました。ローレンツの考えは、人間と動物ということではなく同じ生物、生物同士という素晴らしい考え方だと思いました。僕たちは生物すべてに対してもっと違う接し方ができると思いました。(TN)

(男子部教師 高橋和也)