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お話をされる岡田さん

岡田さんの話を聞く生徒

ロープの使い方を教わる

シェルターを作る
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高等科1年生は9月1日からの修養会第1日に、昨年に引き続き那須農場横の蛇尾川の河原で野宿を行なった。これはアースマンシップ自然環境教育センターの「大地の声を聞くキャンプ」というプログラムに基づくもの。
このキャンプでは参加者はテントを使わずに自分で作ったシェルター(ビニールシートを麻ひもで作る)で一人になって自然の中で一晩過ごす。その際、時計や携帯電話などの機器は持たず、お互いが一切交信しないで一人一人が自然に向き合う。
9月1日昼前に、那須農場に到着。昼食後アースマンシップを主宰されている岡田淳さん(男子部33回生)から本来の「サバイバル」とは自然と共に生きていく知恵と力を身につけることであるというお話をしていただいたあと、人が生きていくために必要なものはいろいろとあるが一番大切なものは服や家のようなシェルターで、これがないと消耗して水も補給できず食べ物も食べられなくなってしまうことを説明していただいた。
続いて、野宿に使うシェルター作りのためのロープワークを教えていただいた。
4時頃から配布されたビニールシート(1.8m×2.7m)麻ひも8m、蚊取り線香、ライター、夕食のおにぎりと補助食、寝袋、1.5リットル水筒、懐中電灯、雨具、筆記用具とノート(野帳)をもって河原でお互いが5〜60メートルぐらい離れてシェルター作りが始まった。
この日は午後は快晴で暑かったが、日没近くから曇り始め、夜10時過ぎからは強い雨と風が吹いた。夜中に一時雨脚は弱まったものの、早朝4時頃からまた雨が強まった。幸い、みな早朝5時ごろまでは河原にとどまることができたが、寒さのため続行できない人は朝5時ごろに終了し、一方シェルターもしっかりしていて続けることが出来る人は7時半過ぎまで河原で1人で過ごした。
9月2日8時には全員が宿舎に戻り朝食。朝食後お互いの感想を聞きあった。
以下は生徒の感想から。
「雨が降り出して、思った以上に大変だった。寒さでかなり凍えた。自然には勝てないなと思った。屋根のある家で、普段生活できることのありがたさを学んだ」
「寝床を平に作ったつもりだったが、結構デコボコしていて寝ずらかった。雨が降ったとき、こんな薄いシートで大丈夫か心配だった。雨音も低い音とか高い音とか全部一緒じゃないんだと思った」 「とても楽しかった。しかし寒かった。ひもじいという言葉がとても似合う体験だった」
「最初の20分くらいはひもで作ろうと思って考えていたけど、周りに流木があったので、それを立てて作った。上流から風が吹いていたので下流を開けて屋根を斜めにして作った。雲が紫色になってきて雨が降りそうだったので、少し屋根を改造して裏側に雨水がこないようにして寝た。雨の音で少し起きたけれど目は開けずに寝た。そして先生に起こされた」 「雨で目が覚めてしまい、永遠とも思える時を過ごした。とりあえず生きていくのに精一杯だった。布団があることに喜びを感じた」 「雨のため寒かったが、帰り道何も着ていない牛を見て、人はものがないと生きていけない生き物なんだと感じた」
(男子部教師 鈴木康平)
昨年度の野宿体験
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