みんなの日 ~教養講座~ - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

みんなの日 ~教養講座~ - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

講座の内容と日程

みんなの日 ~教養講座~

みんなの日 ~教養講座~

「みんなの日」の一日


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教養講座

教養講座では、「みんなの日」(毎月1回、原則土曜日)の午前中に、私たちの身近にあるテーマをとりあげて、その分野の専門的な知見を有する講師から講義を受けます。また、講師との質疑を交え語り合うことで、関心を持っていたことを深め、また新しい分野についての知識を広げます。

2
生活体操

昼食前に軽く体をほぐします。


3
昼食

全員が一緒にいただきます。
仲間と話す大切なひとときです。

交替で配膳、
片づけをします。

4
午後の集い

午後は、 皆の関心あるテーマを探して、学生同士の交流や家族間の懇親などさまざまな活動をします。

2025年度「みんなの日」 始業式

4月19日(土)

        

2024年度「みんなの日」 全員参加の「教養講座」と「午後の集い」

開催日 5月18日(土)、6月15日(土)、7月13日(土)、9月7日(土)、10月19日(金)、11月16日(土)、12月21日(土)、1月18日(土)、2月15日(土)、3月29日(土)

2025年度「みんなの日」 全員参加の「教養講座」と「午後の集い」

開催日 5月10日(土)、6月14日(土)、7月12日(土)、9月日(土)、10月18日(土)、11月15日(土)、12月6日(土)、1月17日(土)、2月21日(土)、3月28日(土)

2025年度「みんなの日」 教養講座 年間予定

5月10日(土)

川上敬二郎
「『サステナ・フォレスト~森の国の守り人たち~』と私たち」
川上敬二郎 TBSテレビ報道局社会部記者(科省担当)

かつて人々は森に通い、その恵みを享受してきました。今、放置された森は不健全になり、人々の生活にも獣害や土砂災害のリスクをもたらしています。森は悲鳴を上げています。持続可能な森(サステナ・フォレスト)とは何だろう?森の国について考える映画の上映会です。

TBSに入社後、「報道特集」ディレクター、「new23」編集長などを経て現職。2003年4~6月『米日財団メディア・フェロー」制度でアメリカ各地の放課後改革を取材、友人と「放課後NPOアフタースクール」を設立。著書に『なぜかいじめに巻き込まれる子どもたち』(ポプラ新書・2023年)、『子どもたちの放課後を救え!』(文藝春秋2011年)ど。「TBSドキコメンタリー映画祭2023」で「サステナ・ファームトキと1%」を初監督。同映画祭2024で本作品を公開。

6月14日(土)

勝田 茅生
『思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ』
勝田 茅生 日本ロゴセラピスト協会会長

私の母は自由学園の16回卒業生でした。母の在学当時、羽仁もと子先生は溢れるほどの愛のエネルギーで学園生を指導し、戦争の直前だったにもかかわらずまなざしを世界に向けて新しい企画を次々と実現させておられたようです。先生の人生モットー「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」について、意味を軸にする心理治療ロゴセラピーの立場から考察してみたいと思います。



945年生まれ。上智大学哲学科大学院卒業後、1970年ドイツ・バイエルン州の奨学金を得てミュンヘン大学留学。1977年音楽教育者資格を取得後、30年間公共音楽施設で母子の情操教育グループ指導。1997年からエリザベート・ルーカスのもとで、ヴィクトール・フランクル創設のロゴセラピーを勉強。2001年ロゴセラピスト資格取得後、ロゴセラピー入門ゼミナールを日本で開設して今日にいたる。息子二人。ドイツ在住。

7月12日(土)

夏井 正明
『「 楽しく山を歩きましょう」  山歩(さんぽ)~登山のための基礎知識~』
夏井 正明 自由学園最高学部特任教授

日本の登山は世界最古の歴史を持っています。近代登山は18世紀頃のヨーロッパが発祥といわれますが、日本は山岳信仰としての登山が昔から行われていました。 日本は山国(火山国)で、南北に長く気候条件も多様です。春夏秋冬全国どこへ行っても個性的で素晴らしい山が出迎えてくれます。日本人にとって身近な「山」に親しんでいただければ嬉しいです。山登りが「安全・安心」に行えるヒントを解りやすくお話いたします。
1976年:自由学園最高学部卒
1983年:筑波大学大学院医科学研究科卒
1995年:日本登山医学会入会
2004年:日本登山医学会評議員
2015年:日本登山医学会理事(現在に至る)

9月6日(土)

森 まゆみ
『関東大震災と羽仁もと子』
森 まゆみ 作家・編集者

関東大震災にあたり、自由学園園長だった羽仁もと子は、「生活即実践」と学園の生徒を町に出し、本郷区のミルク配りや本所区大平小学校で、給食事業を始めます。また、「婦人之友」1923年11月号では、災害のどさくさで大杉栄や伊藤野枝、甥の幼い橘宗一が殺された甘粕事件について、識者の意見を求め48人の意見を載せました。当時として希有のことでした。

1954年生まれ。早稲田大学卒業後、出版社を経て、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。『鷗外の坂』(中公文庫、芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(新潮文庫)『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)。不忍池地下駐車場反対運動、赤レンガの東京駅保存など、地域の環境、建築物の保存・活用にも携る。2024年4月に「じょっぱりの人――羽仁もと子とその時代」著書その他多数

10月18日(土)

鶴崎 全男
『ダイヤモンドビジネス40年を振り返って        −インド駐在で考えたこと』
鶴崎 全男 リビングアカデミー学生

仕事で長年関わったダイヤモンドの歴史とその価値についてお話します。

1983年3月法政大学卒業
1983年4月株式会社柏圭入社(宝飾品商社)
1988年6月インド駐在
1992年7月帰国,甲府勤務、1996年8月本社に異動、2020年2月定年退職
2024年12月現在、再雇用として品質管理業務に従事
インド駐在中はダイヤモンドバイヤーとして主に日本(本社)に、現地で買付したダイヤモンドを輸出していた。

11月15日(土)

LA祭
『LA祭』

私たちが日ごろ学んでいることを互いに紹介し合う他、皆が触れ合うプログラムを用意して、互いに交流する日です。 「LA協力委員会」「家族長会」が中心となり、皆のアイデアを取り入れて、午前、午後を通した選択クラスの展示や、ワークショップ、懇親の集いなどを計画します。

12月6日(土)

樋野 興夫
『賢明な寛容 〜 実例と実行 〜』
樋野 興夫 順天堂大学名誉教授
新渡戸稲造記念センター長、恵泉女学園理事長


【『人間として行為の継続の大切さ』&『ビジョン』は人知・思いを超えて進展する & 『人生は開いた扇のよう』】を痛感する日々である。 人生邂逅の三大法則は、『良い先生、よき友、良い読書である』と考える。『 遠い過去を知らずして、遠い未来は語れなし』である!
順天堂大学医学部病理・腫瘍講座教授。医学博士。癌研究会研究所、米国アインシュタイン医科大学、Fox Chase Cancer Centerなどを経て現職。「がん哲学外来」を設立。高松宮妃癌研究基金学術賞、保健文化賞、朝日がん大賞、長與又郎賞。

1月17日(土)

松坂   政広
『たとえば家族はどんなことで悩んでいるの?』
松坂 政広 自由学園 TLP宗教主任

家族がどんなことで悩んでいるかを普遍的に訊ねてみたいと思います。ユーチューブでAIが問いかけたことに回答させていただいた3つのケースをとり上げて、皆さんと対話させていただけたらと思います。親の養育態度、嫁姑関係、思春期の親子関係など、共に問いかけあえたらと思います。

1959年東京都生まれ。フラー神学大学院心理学部結婚家族学科修了、結婚・家族学博士(Ph.D)。2024年3月、上野の森キリスト教会牧師定年退職。元東京神学校博士課程教授、元東京基督教大学非常勤講師、JTJ宣教神学校神学部長、CLI家族主任講師。

2月21日(土)

蔵治 光一郎
『農林水産業と土地利用』
蔵治 光一郎 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授

今私たちの住む地球で何が起こっているのか。農林水産業と土地利用の観点からお話します。

1965年東京都生まれ、東京大学農学部林学科卒業、東京大学大学院博士課程修了、博士(農学)。東京工業大学講師、東京大学准教授等を経て2017年より現職。編著書に『長良川のアユと河口堰 川と人の関係を結びなおす』(農山漁村文化協会、2024)など。

3月28日(土)

田辺 秀樹
『町の歌に聴くウィーン的精神 』
田辺 秀樹 一橋大学名誉教授

パリにシャンソンがあるように、ウィーンにはウィーナーリーダー(Wienerlieder)という都市の庶民的な歌の文化があります。それらの歌を紹介しながら、そこに色濃く現われているウィーン的精神についてお話します。

1948年東京生まれ。専門はドイツ文学・音楽文化論。著書に『モーツァルト』(新潮文庫)、『モーツァルト、16の扉』(小学館)、『やさしく歌えるドイツ語の歌』(NHK出版)、訳書に『俺の人生まるごとスキャンダル、グルダは語る』(筑摩学芸文庫)ほか。近年は「酒席ピアニスト」として演奏活動も行っている。2016年、ピアノ・ソロによるデビューCD「ウィーン、わが夢の町」(N&F)をリリース。