学校紹介
沿革
沿革
沿革 - 東京の私立中学・高校【自由学園 女子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育
学校紹介
自由学園は、ジャーナリストであった羽仁もと子・吉一夫妻によって、1921年(大正10年)に創立されました。創立当初は女学校(現在の女子部中等科・高等科)のみでしたが、順次初等部(小学校)、男子部(中等科・高等科)、幼児生活団(幼稚園)、最高学部(大学部)が加わり、4歳から22歳までの一貫教育を行う学校となりました。加えて、未就園児の親子の集まり「ことりぐみ」、45歳以上の学校「リビング・アカデミー」も開校し、幅広い年代の在校生がキャンパスに集まっています。
以下年表は、創立90周年の記念に発行した冊子「自由学園90年の歩み」より転載し、さらに情報を追加しています。
建築中の校舎で行なわれた開校式
(1921年)
創立10周年記念音楽会
(1931年)
南沢に完成した女子部校舎
(1934年)
年 | 月日 | 出来事 |
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羽仁もと子、『婦人之友』1921年2月号で「自由学園の創立」を告げる。 | ||
1921年度 | 4月 | 普通科26名を迎えて目白において創立。5月に高等科59名を迎える。 |
1922年度 | 6月 | フランク・ロイド・ライトと遠藤新設計による校舎落成。現在の明日館。 |
1923年度 | 4月 | 第1回卒業式。卒業生35名。卒業生対象の1年間の研究科創設。 |
9月 | 関東大震災起きる。生徒が学んだことを生かして救援活動に参加。 | |
1月 | 生徒が委員会を組織して自治による運営の責任を負う。 | |
1925年度 | 5月 | 久留米村南沢に10万坪の土地を購入、3万坪を学校用地、残りを分譲地とする。 |
1927年度 | 4月 | 小学校新設(現初等部)。入学者10名。 |
5月 | 『羽仁もと子著作集』出版を発表。7月に第一巻が出版される。 | |
7月 | 婦人之友25年記念講演会で「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」と題して講演。 | |
1928年度 | 6月 | 卒業生が「自由学園消費組合」を設立。現在の「消費経済研究部」に繋がる。 |
1929年度 | 7月 | 南沢に「野の花庵」と名づけた羽仁夫妻の家が建つ。 |
12月 | 自由学園協力会が誕生。 | |
3月 | 小学校校舎が南沢に建ち移転。南沢学園セツルメントが開所する。 | |
1930年度 | 1月 | 『学園新聞』創刊第1 号発行。 |
1931年度 | 5月 | 創立10周年の音楽会、報告会、美術工芸展、小運動会を行なう。 |
9月 | ニルス・ブック氏ら来校、デンマーク体操のデモンストレーション。 | |
1932年度 | 4月 | 校歌「自由を目指して」決まる。作詞・女子部生徒、作曲・近衛秀麿。 |
8月 | 羽仁もと子、ニースの世界新教育会議で自由学園の教育について講演。 | |
11月 | 美術工芸を学んだ卒業生が工芸研究所創立。翌年三越で展覧会を開催。 | |
1933年度 | 7月 | 目白から南沢への校舎移転を発表。 |
1934年度 | 9月 | ライトの弟子遠藤新設計による校舎が南沢に完成、目白から移転。 目白は「明日館」と名付け、卒業生が社会に働きかける拠点とする。 |
1935年度 | 4月 | 男子部創設 「思想・技術・信仰」が標語。 友の会の東北セツルメント活動に女子部生が参加を始める。 |
1938年度 | 5月 | 北京生活学校開校。1945年閉校までに221名の卒業生を送り出す。 |
1月 | 幼児生活団開設。幼児展覧会の結論として始まる。 | |
2月 | 自然の学びとして始まった「霜柱の研究」に学士院研究補助金が与えられる。 | |
1940年度 | 4月 | 全員入寮の男子部で、自分が使う「雲水机」作り、朝食の自炊が始まる。 |
1941年度 | 4月 | 食料不足を乗り切るため「食事中央事務局」(現在の食糧部)を設置。 |
5月 | 農場用地を栃木県那須に購入。男子部生が開墾、11月に「農場開き」。 | |
12月 | 創立20周年教育報告会を3日にわたって開催2日目に太平洋戦争始まる。 | |
1944年度 | 4月 | 生徒の工場動員が始まる。戦争で男子卒業生11名、女子部生徒4名を失う。 |
1946年度 | 12月 | 創立25周年を記念して高松宮殿下はじめ来賓を迎え、戦後初の教育報告会。 |
1947年度 | 4月 | 那須農場に自由学園農学塾開設。1973年まで172名の卒業生を送り出す。 |
1948年度 | 4月 | 目白に自由学園生活学校開設。1973年まで1218名の卒業生を送り出す。 |
1949年度 | 4月 | 男子最高学部開設(4年制)。 |
1950年度 | 4月 | 女子最高学部開設(2年制)。 |
5月 | 創立30周年を記念して植林を埼玉県名栗で始める。 | |
1月 | 羽仁夫妻に神奈川県二宮に「友情庵」が学園関係者・友の会から寄贈される。 | |
3月 | 自由学園、財団から学校法人に変わる。(1938年8月に財団法人化) |
創立30周年祝賀会
(1951年)
創立40周年記念式典
(1961年)
創立50周年記念式典
(1971年)
年 | 月日 | 出来事 |
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1951年度 | 5月 | 創立30周年記念祝賀会を挙行、美術工芸展、教育報告会、音楽教育発表会開催。 |
11月 | 那須農場開場10周年記念収穫祭。 | |
3月 | 経済教室(現在の事務室棟)落成。 | |
1954年度 | 5月 | 羽仁もと子、藍綬褒章を受賞。 |
6月 | 女子最高学部2年が農繁期託児所をはじめる。 | |
1月 | 学園内に本格的なパン工場完成。 | |
1955年度 | 10月 | 羽仁吉一26日早暁二宮友情庵において急逝。 |
1956年度 | 5月 | 『雑司ヶ谷短信』(上下2巻)発行。 |
8月 | 「デンマーク体操の会」 その後「美術工芸展」を全国主要都市で開催。 | |
1957年度 | 4月 | 羽仁もと子7 日午後逝去。 |
5月 | 東北6ヶ所で農繁期託児所を開く 1973年まで続く。 | |
6月 | 第2代学園長に羽仁恵子、第2代理事長に天野貞祐が就任。 | |
1958年度 | 8月 | スイス・バーゼルにて第10回国際美術教育会議開催 作品165点を送る。 |
1959年度 | 5月 | 男子最高学部記念学寮落成。 |
1960年度 | 9月 | 男子最高学部 理科研究室落成。 |
1961年度 | 4月 | 幼児生活団南沢に移転。 |
5月 | 美術工芸室落成。 | |
10月 | 創立40周年記念式典を挙行 10月から12月にかけて記念美術工芸展、記念音楽会開催。 | |
1963年度 | 11月 | 男子部普通科2年がバードセンサスを始める。 |
1965年度 | 10月 | 羽仁吉一逝去10年記念墓前礼拝。羽仁両先生記念講演を挙行。 |
1966年度 | 春 | 三重県海山町に植林地13haを借り受け、男子学部生が植林をはじめる。 |
6月 | 女子部による立野川の研究が、文部省選定教材映画「水清きふるさとを」になる。 羽仁両先生記念図書館開館。 |
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9月 | 男子部グラウンド南側の家と土地を購入して清風三寮とする。 | |
10月 | 女子部高等科2年生、校内の樹木10年の変化を調査、144種5,448本を確認。 | |
1967年度 | 4月 | ミセス羽仁逝去満10年の記念の集まりを挙行、記念講演を開く。 |
7月 | 幼児生活団の建物が現在の場所に落成。 | |
1968年度 | 9月 | 記念学寮新館落成。 |
1970年度 | 6月 | 『羽仁もと子選集』春秋社から出版される。 |
1971年度 | 5月 | 創立50周年記念式典を挙行、10月から12月にかけて記念美術工芸展、 記念音楽会開催。 |
10月 | 男子部卒業生戦没者記念碑除幕式 1929年に農村診療所として開設した診療所を閉じる 翌年4月健康管理室発足。 |
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1973年度 | 9月 | 羽仁もと子生誕100年感謝の礼拝を挙行、大芝生で食事会。 新東天寮落成(現自由学園クラブハウスしののめ寮) |
1974年度 | 5月 | 男子部新校舎落成。 |
6月 | 図書館の庭に続く1,550㎡の土地を農芸教育のために取得、「新天地」と呼ぶ。 | |
1975年度 | 10月 | 羽仁吉一逝去20年の集いを挙行。 |
11月 | 新清風寮(現東天寮)、旧清風2寮の土地に落成。 | |
1976年度 | 1月 | 初等部に2階建校舎(第2校舎)落成。 |
1979年度 | 5月 | 男子最高学部開学30周年記念と感謝の集いを挙行。 |
3月 | 第3代理事長に田中和夫が就任。 |
創立60周年記念式典
(1981年)
創立70周年記念音楽会
(1991年)
創立80周年記念礼拝
(2001年)
年 | 月日 | 出来事 |
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1981年度 | 12月 | 創立60周年記式典を挙行。創立60周年記念講堂落。翌年に記念体育館落成。 |
1982年度 | 11月 | 学園第3の植林地が栃木県黒羽に決定。 |
1985年度 | 6月 | 長年の植林活動が評価され「朝日森林文化賞森づくり部門奨励賞」を受賞。 |
1987年度 | 5月 | 図書館西側に学徒動員で亡くなった女子部生徒の記念碑を建立。 |
1988年度 | 1月 | 学園長羽仁恵子逝去。 |
1990年度 | 4月 | 第4代理事長に斎藤光、第3代学園長に羽仁翹が就任。 羽仁恵子著『南沢だより』婦人之友社より発刊 |
7月 | ネパールで植林活動開始。 | |
1991年度 | 4月 | 創立70周年記念礼拝を挙行。 校内音楽会と午餐会を開催。 |
3月 | 羽仁吉一先生記念ホール、初等部体育館棟・音楽室、理科室、美術室落成。 | |
1994年度 | 4月 | 安部道雄先生記念国際交流基金奨学生第1号としてネパールから留学生が入学。 |
1月 | 阪神大震災で被害を受けた方への救援活動を開始。 | |
1997年度 | 4月 | 第5代理事長に猪狩朝彦が就任。 |
5月 | 明日館が国の重要文化財に指定される。 | |
1998年度 | 5月 | 北京生活学校60周年記念の会が北京にて開かれる。 |
2月 | 女子部食堂が都選定歴史的建造物に指定される。 | |
1999年度 | 4月 | 新最高学部発足。女子学部、男子学部が4年課程、2年課程となり一本化。 |
2000年度 | 4月 | 最高学部女子寮として光風寮落成、清風二寮が新東天寮として生まれ変わる。 |
2001年度 | 4月 | 第6代理事長に永田晨が就任。創立80周年感謝の集いを挙行。 名栗植林50年記念の集いを挙行。 |
10月 | 理事会で中期経営計画を策定。 | |
11月 | 明日館修復完成記念式典を挙行。 那須農場開場60 周年の集い挙行。教育農場として再出発。 |
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2002年度 | 2月 | 初等部食堂、女子部体操館、女子部講堂、男子部体育館が都選定歴史的建造物に。 |
2003年度 | 4月 | 生活創作館落成。 自由学園がキリスト教学校教育同盟に加入。 |
2004年度 | 4月 | 第4代学園長に十文字輝雄が就任。3月には最高学部新校舎落成。 |
10月 | 羽仁翹名誉学園長逝去。 | |
2005年度 | 12月 | 「自由学園」商標裁判。最高裁での差し戻しを受け、知的財産高等裁判所で勝訴。 |
2006年度 | 2月 | 株式会社自由学園サービス設立。那須農場を除く4つの収益事業を株式会社化。 |
2007年度 | 4月 | 自由学園幼児生活団が認可幼稚園に改組。 |
2008年度 | 4月 | 第5代学園長に矢野恭弘が就任。 最高学部で分野横断的な研究を目指し「テーマ別グループ研究」がはじまる。 |
5月 | 食の学び一貫教育」発表会開催。 | |
2009年度 | 4月 | 第7代理事長に市岡揚一郎が就任。創立100周年に向けて、中・長期計画を推進する目的で総合企画室発足。 |
9月 | ネパールワークキャンプ20周年報告会。 | |
1月 | 『自由学園とは?100問100答』発行。 | |
2010年度 | 4月 | 創立90周年事業骨子発表。創立100年に向けて100年史編纂準備委員会発足。 協力会の地方組織として、キャプテン制度発足。 |
3月 | 東日本大震災をうけ、4月の創立90周年記念式を中止。災害募金口座を設ける。 | |
2011年度 | 10月 | 自由学園クラブハウスしののめ寮を開館。 創立90周年記念体操会開催。 |
11月 | 創立90周年記念教育報告会開催。 | |
2012年度 | 4月 | JIYUアフタースクール開校(学童保育・プログラムなど)。 |
6月 | 世界新教育会議2012年度国際フォーラムを自由学園で開催。 | |
9月 | この年以降、Winchester College(パブリックスクール)から、卒業した青年が毎年英語助手として来校滞在。 | |
11月 | 自由学園創立90周年記念美術工芸教育発表会。 | |
2013年度 | 4月 | 最高学部でギャップイヤー制度導入。 幼児生活団で未就園児のための集まり「ことりぐみ」始まる。 |
6月 | 東久留米市の市民プラザ塾主宰「自由学園、東久留米で80年」連続講座(全4回)。 | |
9月 | 北京生活学校開校75周年記念会を北京で開催。 | |
11月 | しののめ寮に乳幼児とご家族のための「こっこ広場」ができる | |
2014年度 | 6月 | しののめ寮「こっこ広場」に「こっこルーム」が完成。 |
8月 | フィンランドのアラヤルビ高校・フィンランド日本文化教育協会・自由学園が教育面で協力する覚書を締結。9月より交換留学始まる。 | |
9月 | 産業技術大学院大学と相互協力協定締結。 | |
11月 | 第30回自由学園音楽会開催。 | |
12月 | 多摩六都科学館と相互協力協定締結。 自由学園ネパールキャンプ25周年活動報告会を市民プラザホールで開催。 |
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3月 | 東久留米市内の「向山緑地・立野川源流域」が「関東・水と緑のネットワーク百選」に選定されたことを記念して、シンポジウム「向山緑地・立野側から始める地域学」を自由学園主宰で開催。 | |
2015年度 | 4月 | 男子部中等科・高等科の制服がリニューアル。 「自由学園クラブハウスしののめ寮」が「自由学園しののめ茶寮」に改称。 |
6月 | (一社)名栗すこやか村と、名栗柏木フィールド活動協定を締結。 | |
7月 | 第15回世界体操祭(フィンランド、ヘルシンキ)に最高学部生有志が出場。 | |
9月 | 自由学園ネパールワークキャンプの26年間の活動と本年4月ネパール大地震後発酵支援活動に対し、第31回東京ニワニスクラブ青少年賞最優秀賞受賞。 | |
10月 | 自由学園リビング・アカデミーのプレ・アカデミー発足。 最高学部学術研究誌『生活大学研究』がオンラインジャーナルとして発刊。 |
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11月 | 産業技術大学院大学と自由学園最高学部による公開ゼミナール「粋な生活デザイン学江戸の粋が未来を変える」(全6回)が自由学園明日館 で開催。 Winchester Collegeへの留学の道が開かれ、男子部高等科生が短期留学。 |
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12月 | 新木工教室が落成。 | |
2016年度 | 4月 | 第6代学園長に高橋和也が就任。 自由学園リビング・アカデミー開校。 |
6月 | 自由学園創立100周年記念事業『地球市民教育フォーラム』がスタート。第1回は福岡伸一氏「環境・食・いのちのつながり 動的平衡の視点から」。 |