教育理念 - 自由学園 女子部/東京の私立中学・高校

教育理念 - 東京の私立中学・高校【自由学園 女子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

学校紹介

教育理念

教育理念

女子部の理念は「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」(Thinking,Living and Praying)という言葉で表わされます。
「事に当たって本当に考えること、思索すること、その思想を生活すること。わが思いをもって熱心に祈ること。これらのことがまだ一般に日本の女性に欠けていると思います。」

創立者は1927年、「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」と題する講演録の冒頭に、このように書かれました。以来私たちは、この問いかけに応答する生き方を、日々の生活の中で大切に学んでいます。
女子部における人間教育は、自治の生活から生まれる「責任による教育」です。これは24時間の生活すべての中で、よいことを選択する「自由」を追い求めることでもあります。高等科3年生を中心に、各学年から50日交代で順番に任命される委員が、日々の学校生活の運営に責任を持ちます。さらに、生徒全員の選挙によって高等科3年から委員長と寮長が、高等科2年生から副委員長が選ばれます。また、約半数の生徒が寮生活をしています。寮はただの寄宿舎ではなく、寮生活それ自体が大きな教育の機会となっています。

中等科・高等科の6年間は、教科の学習面においても、基本的な知識と習慣を身につけ、自分を培っていく時です。それは「考える喜びを育てる」時でもあります。自分の身の回りにある問題をじっくり考えること。それを協力して解決する経験を大切にしています。そして、日々の生活すべてが人間を超えた力によって守られ、導かれていることを信じ、私たち一人ひとりを大切と思う神の御心を感じることができる生活を目指しています。