在校生からのメッセージ - 自由学園 女子部／東京の私立中学・高校

世界で何が起きているかという知識や視野がどんどん広がっていきました

もともと国際開発に関心があったため、自分たちが主体となって興味ある分野を掘り下げる学びはとても楽しかったです。学業報告会での発表内容や流れ、プレゼンテーションの方法も生徒全員で考えました。調べた内容をみんなで共有し、発展させていくアクティブな学びを通して、多面的な視点が養われたと感じています。地理学会のポスターセッションでは、自分たちの知識や考え方をポスター1枚にまとめる難しさや口頭で説明する力の不足を痛感。インプットだけでなくアウトプット能力の大切さを学ぶことができました。研究者の方々から有益な助言もいただき、貴重な体験となりました。

学んだことがいろんな形で活かされることを実感できます

小説の構成や作中の舞台、登場人物の心理などを考えながら、より深く作品世界に入っていける国語の授業が楽しいです。理科で学んだ生物を美術の時間に描いたり、料理の時間に数学で学んだことを活かしたり…。一つの学びがいろんなところにつながっていて、応用できることを実感できるのです。

なぜ？と問いかけられる授業が考えを深め、興味を広げてくれます

好きな授業は理科や社会です。自由学園の授業は、「なぜこうなったのか」を問いかけられたり、「自分ならこの事件でどんな立場に立つだろうか」と考えを発展させていく機会が多く、興味がどんどん広がります。先生方が生徒一人ひとりに親身に対応してくださるので、何でも質問でき、楽しく学んでいます。

何事も自分たちの問題として捉え、行動する力が身につきます

委員会はすべて生徒で構成されており。生徒が生徒の声を聞いて運営しています。委員会活動は「いまどんな問題があるのか」「何が問題か」に気づくところから始まります。同級生だけでなく、上級生下級生と深く交わる中で、女子部生という「社会」を考え、自分自身を見つめる経験を重ねることができます。

兄弟姉妹として支え合う生活がここにはあります

私たちは上級生から受け継いだ約束事を守りつつ、「兄弟姉妹」として支え合う生活を大切にしています。寮長として心がけているのは、寮が「みんなが帰りたい場所」であるよう、寮生の話をしっかり聞くこと。寮生活を通して、「誰かのために何ができるか」を考えることの幸せを感じています。

みんなも励ました分私自信も成長している

遠足に行くまで毎週2回、生徒本部と教師が会議を行い準備しています。2,500m級の山に登るので、危険を伴うだけに、毎回の会議に皆が真剣に臨みます。遠足の準備を通して普段の生活を見直すようになりました。遠足リーダーとしてみんなを励ました分、私自身も成長していると思います。

自分の弱さと向き合い仲間の大切さを知る

遠足は、団体で本格的な山に登るところが魅力。つらくなっても周囲が頑張っているとくじけず前に進めるし、自分の弱さを知り、認めることで、互いを支え合うことの大切さを学べるからです。みんなで一緒に眺めた頂上からの景色は、きっと一生忘れられないことでしょう。