12月4日(土)中等科探求 中間共有会/近況 - 自由学園 女子部/東京の私立中学・高校

12月4日(土)中等科探求 中間共有会/近況 - 東京の私立中学・高校【自由学園 女子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

近況

12月4日(土)中等科探求 中間共有会

2021年12月10日

女子部男子部の中等科では、今年度からの新学習指導要領の改訂に伴って教育課程を見直し、新たに各学年で週4時間「探求」という時間が始まった。この「探求」の時間は、生徒の主体的な学びの姿勢や豊かな創造性を養うことを目的として、各自がテーマを選んでそれに取り組むことにしている。

12月4日(土)に「探求」の中間共有会を女子部男子部中等科合同で行った。今年度、4月から取り組んできた「探求」で一人一人がこれまで学んだことを、プレゼンテーションやポスター、ワークショップなどの形でまとめ発表したり、他者の発表を聴いたりすることで理解を深めることを目的とした会である。

今年度の中等科の「探求」では、自ら「問い」を探し、その「問い」に自ら答えるために学ぶことを軸とし、一人一人が自分自身の興味・関心や、身の回りの生活から問いを立てることからスタートした。そのためテーマは様々であるが、それらのテーマもとに「宗教・思想・歴史・文学」「芸術・デザイン」「自然科学・技術」「ライフスタイル・衣食住」「人体・心理・感覚」「エンターテイメント」「スポーツ」「動植物」「環境問題・社会問題」の9つのグループを作り、生徒は希望するグループに属して9つの教室に分かれて発表を行った。

生徒が発表のために用意してきた資料も様々で、パワーポイントのスライドを用意してくる人が多かったが、手書きのポスターや紙芝居を作ってきたり、冊子や作品を作ってくる人もいた。
共有会の行い方も会場ごとで異なっており、1人ずつ前に出て発表していく形式で行う教室もあれば、いくつかのブースを作って同時に発表をし、来た人はそこを回って発表を聞いたり質問をしたりする教室もあった。また、発表だけでなくワークショップを用意し行っている生徒もいた。
このように、探求の仕方やその発表の仕方についても、生徒や教員の探求観が表れている会となった。

当日は、女子部男子部以外の方にも来ていただくことができた。
今回の会は中間報告であり、3月には一年間の探求の取り組みをまとめて発表する機会が予定されている。
共有会での発見をもとに、さらに探求を深めていきたい。

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