卒業生「映像作家 山田 徹さん」からのメッセージ - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

卒業生「映像作家 山田 徹さん」からのメッセージ - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

就職・進路

卒業生からのメッセージ

自分の人生を生きる、「OB・OGたちのストーリー」
卒業生からのメッセージ

映像作家
山田 徹さん

自由学園で学んだ大切なこと
「門をたたけば開かれる」

 私は文化・思想研究室に所属して、夏目漱石作品について卒業論文を書きました。研究室内外の先生方と論議の横断をし、執筆作業を繰り返すことで論文を完成することができました。ここで出会った多くの言葉によって、社会を捉えるための言語力が養われたと考えています。

私の仕事はドキュメンタリー映像制作です。在学中に何度も聞いた「社会を創る」「真理の追究」という教育理念は、卒業した今になって、自分の中で育ち、仕事に活きていると実感します。現実社会は自分が考える以上に多様で豊かで不均衡です。学園生には、在学時に色々な「社会」を見るために「旅」をして、常に今の自分の「社会」を相対化してほしいと思います。それは自由学園の「社会」、ひいては「世界」を豊かにする大事な要素になるはずです。

2006年3月卒業(男子部62回生)。卒業研究テーマ:可変的な自己同一性について〜漱石作品を中心題材にして。ウインドオーケストラ所属。第28回美術工芸展で作品出展。